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漫画【金田一少年の事件簿】考察「墓獅子祭殺人事件 File.8」匂いの正体が、墓獅子舞の入れ替わりを示唆

30周年記念として、イブニングで連載中の金田一少年の事件簿について、漫画と同時進行で推理・考察をしていきたいと思います。今回は、エピソード「墓獅子祭殺人事件」のFile.8についてです。
漫画を読んでいる方も読んでいない方も一緒に推理・考察できればと思います。

ネタバレの内容を含みますのでご注意ください。
講談社 イブニング 金田一少年の事件簿30th File15~22より引用しています。

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YouTubeにも動画投稿していますので、チャンネル登録していただき、みなさんと一緒に考察できたら、とてもうれしいです。

空中密室のトリック

今回、金田一が、火の見櫓の検証をしたことで、トリックはほぼ確定的となりました。
第5話の考察で、そのことについて触れましたが、あの時の見解で、ほぼ間違いなさそうです。

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詳細は、そちらの動画を見ていただければと思いますが、ようするに、もぐらたたき状態の鮫川の首に、ロープのわっかを掛け、下に引っ張るというものです。引っ張る際の、体重差については、金獅子の重さを利用したということです。金田一自身が、もぐらたたき状態の描写がしっかり描かれていた点も、そのことを示唆しています。

鮫川を、火の見櫓の上までこさせた方法は、おそらく、金獅子で釣ったのだと思います。金田一も、金獅子は、鮫川たちを引きつけるためのエサと言っていました。

ロープの広い範囲に赤サビが付いていたのも、下に引っ張った時、柵にこすれたことが原因です。

このトリックが使われたとなると、以前の考察でも言ったように、老人や非力な女性には難しい作業になります。その点、つむぎなら、墓獅子舞を踊るくらいなので、体幹や腕力がしっかりしており、可能だということです。

写真の違和感

金田一は、墓獅子舞の最中に、庄吉が撮っていた写真を見て、ある違和感を感じていました。雨崎が、幕の後ろから出てくる写真でしょうか。

幕の後ろにいたという点から、白神の椅子に針を付けたことに直結しそうな感じもしますが、その場合、違和感という表現は使わないように思います。それに、雨崎は、司会進行役を務めているので、脇に隠れるように立っていても、おかしくありません。
そのあと、金田一が、自ら墓獅子舞を踊って、何かを確認している点から、違和感を感じた写真は、墓獅子舞が写っている写真だと思います。そこに着目した時、一番気になったのは、墓獅子舞の身長です。26番の写真を見ると、墓獅子舞の頭頂は、幕の縦縞の最上部と同じ位置にあります。

しかし、他の写真や、佐木が撮っていた映像をみると、幕の縦縞の最上部より下の位置にあるのがわかります。

つまり、26番の写真に写っている墓獅子舞より、身長が低いということです。トリック的には、人形島のペルソナドールのトリックと同じような感じです。

このことから、舞を踊っている人物が、途中で入れ替わっている可能性が高いです。
しかし、そんなことが可能なのでしょうか。演舞については、白神と鬼倉は、以前に墓獅子舞を踊ったことがあるので可能です。問題は、入れ替わりですが、これについては、ちょうど、両腕を広げた時に、幕の後ろから入ってきて、入れ替わったのではないでしょうか。

このタイミングでは、手が見えているので入れ替われませんが、その後、手を内側に曲げた時に、全ての露出部分が隠れるので、その時に入れ替わったのだと思います。

金田一が、自ら墓獅子舞を踊ったのも、そういった動作が可能かどうか確認したのかもしれません。

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匂いの正体

入れ替わりが行われたとして、実際、誰がどのようなタイミングで入れ替わったのかという点が問題です。
まず、白神が入れ替わっていることは、ほぼ確実です。

その理由は、金田一が気づいた匂いです。金田一が、自ら墓獅子舞を踊った時、おそらく、タバコの匂いがしたのだと思います。

最初は、なぜこんな匂いがするのか疑問に思ったのでしょうが、入れ替わりが行われていたことに気づき、白神のタバコの匂いだと気づいたのでしょう。
ここで、つむぎと白神の入れ替わりだけで、一連の犯行が可能かどうか検証してみます。
まず、舞が始まるタイミングでは、白神が墓獅子舞に扮します。身長が高い白神だから、26番の写真の違和感が生まれたわけです。
その時につむぎは、鬼倉の殺害を実行します。
その後、一旦、白神とつむぎが入れ替わり、しばらくつむぎが、舞を踊ります。
しばらくしてから、白神が席を立ち、再び、つむぎと白神が入れ替わります。
そして、この時に、つむぎが、白神の椅子に針を仕込みます。もしかしたら、金獅子を盗んだのも、このタイミングかもしれません。
そして、三度、白神とつむぎが入れ替わり、席に戻った白神は、針の毒で絶命したということです。
2人の入れ替わりだと、結構忙しい感じもするので、もしかしたら、鬼倉も加えた、3人による入れ替わりという可能性もあります。複雑になるので、あえて検証例はあげませんが、段取り的には、2人の入れ替わりの時と同様です。
白神や鬼倉が、なんでそんなことに協力をしたのかというと、やはりそれは、金獅子のためです。

鮫川を金獅子をエサに、火の見櫓の上まで登ってこさせたのと同様に、この2人も、金獅子をエサに釣ったということです。殺害されるとも知らずに、みごと、つむぎに釣られたということです。

当初は、舞の最中に入れ替わることは不可能と判断したため、相互殺害を提唱してきましたが、入れ替われるとなると、つむぎが真犯人で決定と言っていいでしょう。

以上、「漫画【金田一少年の事件簿】「墓獅子祭殺人事件 File.8」匂いの正体が、墓獅子舞の入れ替わりを示唆」について考察してみました。
ツイッター上で、第7話終了時点での犯人予想を投票してもらいましたが、現段階で、ご覧のようになっています。

投票期間がまだあるので、8話の内容も込みになってしまった部分もあるかもしれませんが、それでも、十海が半分以上を占めています。昨日の段階では、十海が60%以上を占めていたので、もし、十海が犯人でなければ、制作側としては、してやったりといった感じではないでしょうか。第8話終了時点での投票も実施したいと思いますので、みなさん、ふるってご参加ください。

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