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金田一37歳の事件簿 考察 騒霊館殺人事件 FILE.08 謎はすべて解けた!犯人はあいつだ!

シリーズ累計1億部突破のモンスターコミック。現在はイブニングで連載中の金田一37歳の事件簿について、漫画と同時進行で推理・考察をしていきたいと思います。今回は、「騒霊館殺人事件」のFILE.08についてです。また、金田一が、謎はすべて解けたと言ったので、考察の最終結論を出したいと思います。
漫画を読んでいる方も読んでいない方も一緒に推理・考察できればと思います。

この金田一37歳の事件簿の考察ブログがSNSで、原作者の樹林伸先生にリツイートされました。

ネタバレの内容を含みますのでご注意ください。
講談社 金田一37歳の事件簿 61話より引用しています。

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YouTubeにも動画投稿していますので、チャンネル登録していただき、みなさんと一緒に考察できたら、とてもうれしいです。

Contents

モニター募集の告知

今回のイベントに参加したメンバーには、広告の募集を見て参加した人と、DMやメルマガ配信での告知で参加した人の2種類が存在するということです。

これは、どうみても、復讐のターゲットにはDMやメルマガを送り、それ以外は、広告の募集で集めたということです。その観点で見ていくと、広告の募集で来たと思われる、花塚と佐熊は部外者であることが濃厚です。

そして、復讐のターゲットにDMやメルマガを送ることが出来る人物は、主催者側である、白鳥か黒原しかいません。

星也殺害のトリック

金田一は、矢が勝手に飛んで、星也に刺さった事件について調べていると、廊下に漆喰の壁の崩れた屑が落ちているのを見つけます。

おそらく、これは、矢のトリックを実行した時に犯人に付着して、廊下を通った時に、それが落ちたのだと思われます。
実際に実験をおこなったわけではないので、明確な仕掛けについてはわかりかねますが、電波や電磁波の振動を利用したトリックのように思われます。磁気や静電気を発生させて、矢を引っ張るといった感じです。星也に当たるように正確に飛ばすことが出来るのかという点が引っ掛かりますが、ここでは、どこからそのトリックの操作をしたかということが重要になってくると思われます。つまり、矢が飛んだ時に、それぞれ何処にいたかということですね。その件については、考察の最後の部分に関わってきますので、そこで改めて触れたいと思います。

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久門殺害のトリック

金田一は、久門の部屋に散乱した、破壊された皿を見て、新しいものばかりだということに気づきます。

そして、皿の割れ方からある矛盾に気づき、犯行のトリックを見破ります。よく見ると、ひとかけらだけ裏返っています。

そうです。皿が落ちてこのような割れ方をした場合、ひとかけらだけ裏返って、このような状態になることはまずありません。このことからわかるのは、最初から割れていた皿をばらまいたということです。そうなると、物が破壊されるあの音は別のものということですね。金田一が言っている、困難の分割とは、破壊されたものを散乱させるのと、破壊される音は、別々に処理されたという意味だと思われます。つまり、久門の殺害と、破壊物の散乱は事前に行われており、あとで、録音した破壊オンを流し、あたかも今事件が起こったように思わせたということです。

庭本殺害のトリック

これについては、前々回の考察で触れた通りなので、おさらいといった感じになります。このドア、鍵がかからないという話でしたが、実は、鍵がかかる部屋だったと思われます。

萌音が庭本の部屋を訪ねてきた時に、庭本が、今開けるよと言っていたのが証拠です。鍵がかからないのなら、開いているからどうぞと言いそうなものですが、今開けると言っているのは、鍵を開けるという意味だったと思われます。つまり、鍵がかかっていたから密室状態になっていたというだけの話です。鍵関連で細工が出来るのは、マスターキーを管理している黒原だけです。金田一が、犯人がわかっているから解けた謎と言っているのは、そういった観点からだと思われます。打ち付けられていた板については、ドアをふさぐようには打ち付けられておらず、体当たりした時にはじけ飛ぶように軽くうちつけてあったということです。おそらく、しっかり打ち込んでから、ハンマーのくぎ抜き部分を使って、緩めたのだと思います。金田一がハンマーを見て気づいたのは、その時についた木の屑か何かが、ハンマーに残っていたのかもしれません。

鳴るわけないスマホ

金田一は、まりんの行動から、ある時のことを思い出します。それは、白鳥に、爪が汚いから切れと言われた時のことです。

あの時、金田一は、厨房に移動し、まりんから爪切りを借りますが、その時に、美雪からラインのメッセージが飛んできます。

ようやく金田一も気づきました。当時の考察でも再三触れてきましたが、ここは携帯電波のエリア外なのに、厨房でだけは通じていました。そして、ここは携帯電波のエリア外と言っていたのは、黒原でした。

ここで思い出してほしいのは、先ほどの考察で、矢が勝手に飛んでいったトリックは、電波や電磁波を使ったものだといったことです。おそらく、電波や電磁波が飛んでいる厨房から、矢を操作して星也を殺害したのだと思われます。その時の振動で、壁の漆喰がはがれて、犯人に付着したのではないでしょうか。そして、星也の事件が起きた時に、厨房から駆け付けた人物は、黒原でした。

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最終結論

まず、犯人ですが、ずばり、黒原です。
理由は次の通りです。
復讐のターゲットにDMを送れるのは、主催者側の人間だけ。
一連の犯行のために、準備やリハーサルが出来るのは、建物の関係者だけ。
厨房では電波が通じるのに、この建物はエリア外だとウソをついていた。
星也の事件の時に、厨房から現れた。
庭本の密室トリックに関わってくる、鍵の管理をしているのは黒原。
庭本の密室については、隣の部屋と繋がっているっぽいドアは関係が気になりした。そこを通って、隣の部屋から出入りしたのではというのも考えました。ただ、部屋の繋がりを利用したトリックは、金田一少年時代、タロット山荘事件で使っているので、同じトリックは使わないというメタ的な観点で排除しました。
動機については、詳細はわかりかねますが、月森ちはやという女性の復讐ということでしょう。黒原の兄弟か恋人で、大学時代に庭本、久門、唐崎夫妻と一緒にオカルト研究部に所属していて、何らかの形で被害者となっていた。壮麗館での肝試しで、ひとり取り残されて、そのまま死んでしまったといったところでしょうか。解決編の中で、ちはやの白骨遺体が発見されるような気がします。

以上、「漫画、金田一37歳の事件簿、騒霊館殺人事件 FILE.08 謎はすべて解けた!犯人はあいつだ!」について考察してみました。金田一の推理フェーズが、12ページで終わってしまうというあっさりした感じでしたので、もう少しじっくり推理をしてほしかったところです。次回からは解決編となると思いますが、引き続きご視聴よろしくお願いします。

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次回の「騒霊館殺人事件」のFILE.09考察は、イブニング発売日の8/4以降になります。

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