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漫画【金田一少年の事件簿】考察 「八咫烏村殺人事件 File.01-03」取り付けられた鍵は、各間のものとは限らない

30周年記念として、イブニングで連載中の金田一少年の事件簿について、漫画と同時進行で推理・考察をしていきたいと思います。今回は、エピソード「八咫烏村殺人事件」のFile.01-03についてです。
漫画を読んでいる方も読んでいない方も一緒に推理・考察できればと思います。

ネタバレの内容を含みますのでご注意ください。
講談社 金田一少年の事件簿 01~03話より引用しています。

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YouTubeにも動画投稿していますので、チャンネル登録していただき、みなさんと一緒に考察できたら、とてもうれしいです。

Contents

巫女の空白期間

金田一ファンのみなさん、お久しぶりです。諸事情により、考察をあげることが出来ませんでしたが、遅ればせながら、再開したいと思います。すでに、第3話まで進んでいるため、今回のシリーズの概要や設定については、省略したいと思います。

まず最初に触れたいのは、巫女の空白期間についてです。現在の巫女は鷺坂で、先代が花鳥ということですが、2人の年齢には開きがあります。

村のルールでは、巫女は、18歳から22歳まで務め、代々交代していくということです。鷺坂は20歳で、花鳥は28歳なので、本来なら、先代の巫女をしていた、現在24歳の女性がいるはずです。いるはずの人物をいないように見せているということは、村ぐるみで隠している可能性が高そうです。今回のシリーズは、この人物に関わることが、動機となりそうな感じがします。そう考えた場合、つながりのありそうな人物をピックアップ、してみたいと思います。
まず、父親の可能性があるのは、52歳の黒羽です。ただ、すでに秘書が消されているため、黒羽も、消される側の人間の匂いがします。

姉妹の可能性があるのは、前後で巫女を務めている鷺坂と花鳥です。ただ、巫女繋がりでありながら、全く触れようとしていない点が気になります。

一応、悠人も、年齢的に弟の可能性がありますが、母親の早紀が登場しているので、それはなさそうです。

そして、年齢的に離れているので、関連性がなさそうに感じますが、日鷹と烏守も、祖父母という可能性があります。

八咫烏神社の状況

金田一達は、昼間の段階で、八咫烏神社の中を見学しています。

神社自体は、50年前に建て直したもののようです。つまり、その時に、何らかの仕掛けを施すことが出来たということになります。その当時、建て直しに関与していた可能性がある人物となると、日鷹と烏守の長老2人です。部屋の中で気になったのは、一の間の中の、扉の上と、左のほうの板が欠けている点です。そして、扉左の壁上が、格子状になっている点です。そこから何かを通すということが考えられますが、現段階では、何とも言えない感じです。
二から四の間までは、あっさりスルーして、五の間まで来ちゃいました。
五の間で気になったのは、祭壇周りの壁が、格子状になっている点です。夜の八咫烏詣での時には、暗くなっているので、格子の向こうは、外だということがわかります。つまり、五つの間を下ってきているにも関わらず、地下ではなく、地上にいるということです。三の間までの外観は、そんなふうには見えませんが、地形が下っているということなのでしょうか。その辺は、おいおいわかってくると思いますが、とりあえず、気に留めておきたいと思います。

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八咫烏詣での状況

八咫烏詣でが行われた中で、気になった点について触れていきたいと思います。まず、並び順ですが、鷺坂、日鷹、烏守の3人、そして、黒羽、鷲見、早紀、悠人、剣持、鵜ノ木、金田一、美雪、花鳥の順だと思います。ただ、個人的には、この段階ですでに、江鳩のあれは、祭壇に置かれていると思っているので、並び順は関係ないような気がします。その理由は、こんなに大勢いる中で、トリックを使っても、何のメリットもなく、リスクしかないからです。自分だけ容疑から外れるならまだしも、みんな同じ状況の中で、見られる危険を冒してまで、何かをする意味がありません。
そういう意味では、途中で起こったいくつかの出来事も、意味があるのかどうか判断が難しいです。二の間から三の間に行くところで、早紀が足を踏み外していました。意味ありげな感じもしますが、もともと、段差があって危ないということはわかっていたことなので、おかしな行動というわけではありません。金田一が足を捻ったのも、同じような捉え方が出来ます。
鷲見が、車の鍵を落としたのはどうでしょう。これは、あとあと影響してきそうです。鷲見が何かをしたというよりも、落としたはずの場所とは別の場所で発見されるといったことがあるかもしれません。そして、祭壇までたどり着くと、江鳩のあれが、祭壇の上に置かれていました。いわゆる、五重密室ということですが、トリックをどの観点で捉えるかといったことが、ポイントになってきそうです。1つは、建物の構造を利用した物理的トリック、もう1つが、入れ子に配置された五つの鍵を使った操作トリック。個人的には、鍵を、わざわざ入れ子にしている点が気になるので、後者の観点で推理してみたいと思います。

五重密室のトリック

7時から行われた、八咫烏詣での準備の様子がえがかれませんでしたが、おそらく、こんな感じだったのではないでしょうか。鷺坂、日鷹、烏守の3人が、八咫烏神社に向かい、鷺坂が、五の間のお清めを行う。そして、終わった後、鷺坂が、五の間の扉をお札で封印する。そのあと、四の間から一の間まで順番に鍵をかけていく。
鍵は、それぞれ担当が決まっているので、一と三の間を日鷹、二と四の間は烏守が鍵をかけたのだと思います。ここで注目したいのは、鍵の形式が、扉に内蔵されているものではなく、錠前式だという点です。南京錠みたいなやつです。鍵の詳しい形状はわかりませんが、南京錠は、はずす時には、鍵が必要ですが、かける時には、引っかけ部分を手で押し込むことで、鍵をかけることができます。今回は、そういった形状の鍵だという前提で、推理してみます。
錠前式の鍵だということで、一番のポイントとなるのが、どの扉にも、付け替えが可能だという点です。一の間の扉の錠前を、二の間の扉に付けることができるということです。まず、あらかじめ、一の間と二の間、三の間と四の間の錠前を入れ替えておきます。そして、四の間と二の間を担当する烏守は、鍵をかけるふりをして、はずれたままにしておきます。

三の間と一の間は担当する日鷹が、鍵をかけます。錠前が入れ替わっていても、手動で鍵がかけられるタイプなら、可能です。

鍵がかけられた錠前は、烏守自身が鍵を持っているので、四の間までは到達することができるということです。
しかし、このことは、同じ状況にある、日鷹にも可能ではないでしょうか。日鷹の場合、1つ 問題が生じます。三の間と一の間の鍵をかけたふりをすることになりますが、一の間については、外から丸見えのため、他の2人に、鍵をかけていないことに気づかれてしまう恐れがあります。四から二までは、次々に進んでいくので、気づかれずにすみますが、さすがに一の間は、気づかれる危険が高いです。烏守であれば、冒頭で触れた、空白の巫女との関係性で、祖父であるという可能性が見えているので、動機の面でも問題ありません。

五の間の封印はどういうトリックでしょう。単に、紙をノリで貼っただけであれば、ドライヤーやアイロンを使ってはがすという方法が可能かもしれませんが、ここに関しては、状況がはっきりするまで、保留にしておきたいと思います。

以上、「漫画【金田一少年の事件簿】「八咫烏村殺人事件 File.01-03」取り付けられた鍵は、各間のものとは限らない」について考察してみました。
せっかく、五重にも鍵をかけているので、まずは、そっちの観点で推理 してみました。八咫烏神社の構造や地形がわかってくれば、物理的トリックも考えていきたいと思います。

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