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漫画【金田一37歳の事件簿】考察 「綾瀬連続殺人事件 File.13」金田一が見つけたナンバーの正体

シリーズ累計1億部突破のモンスターコミック。現在はイブニングで連載中の金田一37歳の事件簿について、漫画と同時進行で推理・考察をしていきたいと思います。今回は、新たに始まったエピソード「綾瀬連続殺人事件」のFile.13、についてです。
漫画を読んでいる方も読んでいない方も一緒に推理・考察できればと思います。

ネタバレの内容を含みますのでご注意ください。
講談社 金田一37歳の事件簿 79話より引用しています。

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YouTubeにも動画投稿していますので、チャンネル登録していただき、みなさんと一緒に考察できたら、とてもうれしいです。

スタンガンの購入履歴

金田一と小美野の、直接対決も終了し、綾瀬シリーズも、大詰めを迎えました。そして、金田一は、例のホームセンターに出向き、決め手となる2つの事実を見つけたようです。今回は、その2つの事実に特化した形で、考察をしていきたいと思います。

まず、1つ目は、スタンガンの購入履歴についてです。店員に、過去2か月分の購入履歴を調べてもらってました。結果は明かされていませんが、おそらく、購入した人がいるのでしょう。ただ、売れていたとしても、小美野が買ったかどうかまでは、わかりません。

その辺は、決め手としての落としどころ次第だと思います。完全な決め手とするのであれば、スタンガンが売れた日の防犯カメラ映像が残っており、そこに購入する小美野の姿が映っていたというかたちに持っていくことが出来ます。ただ、防犯カメラの映像が残っていたとしても、せいぜい1週間でしょうし、その落としどころはなさそうな気がします。そうなると、小美野が以前訪れた時期に、スタンガンが売れていたという、状況証拠的な意味合いの可能性が高そうです。
そもそも小美野は、なぜ、事前にスタンガンを購入したのでしょう。それは、トリックのために必要だったからだと思います。
おそらく、瀬戸倉を殺害した方法は、トランクに瀬戸倉を乗せて、そこで練炭を燃やすことで、練炭自殺を偽装したのだと思われます。その、練炭の着火装置として、スタンガンを使ったのでしょう。事前に購入したのは、着火の実験をするためか、着火できるレベルに改造するためだったと思われます。実際に犯行を行ったのが、二三の目の前で、トランクにスタンガンを取りに行った時です。
ただ、もしそういう理由で、事前購入したのであれば、このホームセンターで購入したのは、お粗末すぎます。結果的に、金田一にしっかり見抜かれてしまいましたし。

金田一が見つけたナンバーの正体

金田一が見つけた、決め手となるもう1つの事実は、ナンバーです。ナンバーとだけしか言ってませんでしたが、ここで、変なひっかけはないと思うので、車のナンバーのことだと思います。そうなると、どんな車が、防犯カメラに写っていたのでしょうか。考えられるのは、この3台です。

1台目は、第2の被害者、神山の車で、2台目は、瀬戸倉が殺害されていたバンですが、3台目は何でしょう。実は、小美野が以前乗っていたセダンです。小美野が話していましたが、実際に登場していないので、盲点になったかもしれませんが、そこがポイントです。
もし、神山の車や、瀬戸倉が殺害されていたバンだった場合、1度見ている、金田一や真壁が、何も言わず、いきなり、ナンバーを調べる行為に出るとは思えません。そうなると、そこに写っていたのは、今まで見たことはないが、金田一の頭の中に、存在情報が残っている車、つまり、小美野が、以前乗っていたセダンということになります。セダンという車種からピンときたのだと思います。 小美野が買い物をした後に、駐車場から動き出したセダンとなれば、限られてきます。
つまり、その、セダンのトランクに神山が入っており、足立区綾瀬まで運ぶための脚として使ったということですが、いくつか不可解な点も出てきます。まず、防犯カメラに映っていたのであれば、そこに小美野が近づいた時点で、自分も映ってしまいます。そうなると、犯行が不可能ということになります。これまでの考察で言ってきたように、袋をかぶせて、自然窒息を待つ方法であれば、近づく必要はありませんが、その方法なら、自分のベンツのトランクで行えばいい話です。まあ、あえて、トリックのために別の車を使ったということであれば、それでもいいのですが、そのあたりがしっくりきませんでした。
もう1つは、この車を、誰が足立区綾瀬まで移動させたかということです。第6話の考察で、小美野が、二三を東京に送ってからホームセンターに戻り、足立区綾瀬まで行くのは、時間的に難しいと言いました。

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それに、小美野自身が、この車に乗ってしまっては、防犯カメラの映像に映ってしまい、アウトです。そうなると、第三者、便利屋に頼んだ可能性が高そうです。本来なら、誰も知らないはずのセダンに、見ず知らずの人物が乗って移動したのであれば、防犯カメラに映っていようが、誰も気に留めません。しかし、金田一にセダンのことを話してしまったため、そこに破綻が生じました。
便利屋といえば、八雲という便利屋のニセ名刺が登場していましたが、これが、伏線になっていたのかもしれません。

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車内の枯葉

金田一が、小美野の車を見た時のことも、軽く触れておきたいと思います。
車内には、意味深な感じで、小さな枯葉のようなものが落ちていました。一瞬、オナモミきたー、と思いましたが、違いました。多分、車の天井を外したことで入り込んだだけだと思いますが、どうでしょう。オナモミに関しては、よくよく考えたら、あの現場には、小美野もいっているので、仮にオナモミが見つかったとしても、その時についたと言えばよいので、証拠にはならない気がしてきました。トランクの匂いについては、練炭の臭い消したもので、瀬戸倉殺害につながる部分でしょう。

以上、「漫画【金田一37歳の事件簿】「綾瀬連続殺人事件 File.13」金田一が見つけたナンバーの正体」について考察してみました。
スタンガンの二重購入や、昔乗っていたセダンがホームセンターにあったことは、犯行の決め手にはなりませんが、小美野がどこまで粘るかが気になるところです。車の移動を第三者に依頼していたとすれば、その人物を見つけることで、小美野も観念するのではないでしょうか。

次回の第14話考察は、イブニング 発売日の5月11日以降になります。

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