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漫画【金田一37歳の事件簿】考察 「綾瀬連続殺人事件 File.15.16」犯人の犯行をおさらい

シリーズ累計1億部突破のモンスターコミック。現在はイブニングで連載中の金田一37歳の事件簿について、漫画と同時進行で推理・考察をしていきたいと思います。今回は、新たに始まったエピソード「綾瀬連続殺人事件」のFile.15、16についてです。
漫画を読んでいる方も読んでいない方も一緒に推理・考察できればと思います。

ネタバレの内容を含みますのでご注意ください。
講談社 金田一37歳の事件簿 81,82話より引用しています。

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YouTubeにも動画投稿していますので、チャンネル登録していただき、みなさんと一緒に考察できたら、とてもうれしいです。

決めてはオナモミ

結局、最終的な決め手となったのは、小美野の車の中に残っていた、オナモミでした。

やっぱり、そこが落としどころでした。ただ、小美野のミスではなく、金田一に指示されて、二三が置いたもののようです。これが小美野のミスだったら、マヌケな話なので、そういった点では、まだよかったように思います。

小美野も、しらを切り通すことは可能だったと思いますが、それではラチがあきませんし、二三の一言で諦めがついたというのは、よい落としどころだったのではないでしょうか。

小美野の犯行をおさらい

綾瀬シリーズも完結したということで、ここでは、小美野の一連の犯行について、簡単に振り返ってみたいと思います。

まず、スタートラインに立つうえで必要だったのが、瀬戸倉のために書いた作品が、オソカワミステリー大賞をとるということです。プロの作家が書いたものなら、確勝レベルなのかという点が気にはなりますが、最悪、入選、ないし、佳作に選ばれれば、目的は達成といった感じでしょうか。自分が審査員として誘導したという設定のほうがしっくりきますが、ハイヤーの件のからみもあるので、そうすることはできなかったのでしょう。

第一の犯行については、特に仕掛ける要素もなく、普通に実行された感じです。一つ触れておくとしたら、小美野と二三が現場に行ったときに、「多分バスルームはこっちに」と言っていたのは、小美野がこの場所を知っているという示唆だったのかもしれません。

第二の犯行については、いろいろと細工しすぎた感じでした。まず、動画についてですが、結局、金田一に、余計な違和感をあたえただけで、無意味なものになりました。

整骨院の明かりのミスはありましたが、一見、アリバイの証拠としての意味を持ち合わせていたかのように思えます。しかし、そんなことをせずとも、第7話で、正確な死亡推定時刻が出ているので、それだけでアリバイの証拠となりました。

あとは、遺体発見現場の近くに、第二の被害者の車を置き去りにしたのはどういう意味があったのでしょう。

この車の存在がなければ、ホームセンターの映像とはリンクしなかったかもしれません。まあ、金田一は、車に見覚えがあったから気づいたのか、乗っている人物が小美野に似ているから気づいたのか、どちらかわかりませんが、あそこに放置する意味はなかったように思います。

第三の犯行については、犯行自体に問題はなかったように思いますが、あれは何だったのかというシーンがひとつ存在します。それは、このシーンです。

この時は、車は、瀬戸倉が発見されたバンで、スライド式のドアから人がおりてきていることから、2人、存在するのではないかと考察しました。しかし、瀬戸倉は、パーティーの時に襲われ、それからはずっと、トランクの中に入れられていたはずなので、この人影は、小美野1人ということになります。そうなると、運転席にいた小美野が、いつの間にか後部座席に移動して、スライドドアから降りてきたということでしょうか。考えられるとしたら、間宮が来たため、廃屋に行くことが出来ず、急遽、バンを現場に見立てるために、後部座席で準備をして、降りてきたという流れです。
そうだとすると、間を端折ってしまっているため、誤解を招くような描写になってしまいました。
もう一つ、触れておきたいのが、事前に、スタンガンとハンディークリーナーを買っていた点です。買っておくこと自体は問題ないのですが、なぜ、あのホームセンターで買うのでしょう。他の店で買っておけば、防犯カメラの映像が見つかることもないですし、ちょっと意味が分かりません。

一連の犯行について、簡単に振り返ってみましたが、小美野自身、致命的なミスはしていないのですが、対金田一ということを前提にしていたのであれば、もう少し細かい点に注意が必要だったのかもしれません。

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投げっ放しで終わるのはやめてくれ

最終的には、小美野が十二神「ヘルメス」であることを、二三に告げる形になりましたが、その全容は、明らかにされませんでした。今後の伏線として、持ち越すということなのでしょうか。そういう手法も有りですが、1つのエピソードが完結するのに8か月もかけている状況のなか、あまり、引っ張りすぎるのはどうなのかと思います。速水玲香との関係も、含みを持たせたままですし、美雪に関しては、まったく関与してくる様子がありません。

このまま、視聴者に投げっぱなしではなく、しっかり回収してくれることを願います。

以上、「漫画【金田一37歳の事件簿】「綾瀬連続殺人事件 File.15.16」犯人の犯行をおさらい」について考察してみました。
8か月という長い間、お付き合いいただいた皆さん、ありがとうございました。
次のエピソードについてですが、金田一37歳の事件簿の考察について、ツイッターやコメントで、やたらと人の考察を批判し続ける人物がいるので、考察を行うかどうかは未定です。別のアカウント名で、また、徘徊しているみたいです。個人的には、考察を続けたいのですが、少し様子を見たいと思います。

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