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漫画【金田一37歳の事件簿】考察「怒りの狼、人狼ゲーム事件 File.3-5」内線電話についての奇妙な行動と言動

コミックDaysで連載中の漫画、金田37歳の事件簿について、漫画と同時進行で推理・考察をしていきたいと思います。今回は、エピソード「怒りの狼、人狼ゲーム事件」のFile.3-5についてです。
漫画を読んでいる方も読んでいない方も一緒に推理・考察できればと思います。

ネタバレの内容を含みますのでご注意ください。
講談社 コミックDays 金田一37歳の事件簿 File99~101より引用しています。

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YouTubeにも動画投稿していますので、チャンネル登録していただき、みなさんと一緒に考察できたら、とてもうれしいです。

Contents

利き腕の信ぴょう性

お久しぶりです、掲載と展開がルーズなため、3話まとめての考察となってしまいました。約2ヵ月ぶりです。
前回の考察で、ポイントの1つとしてあげたのが、冬城が左利きではないかという点でした。

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そして、アランが左手でカードを取っていたことから、アランが冬城だという結論に達しました。

しかし冬城が殺害されたことから、ヘンリーだったということが明らかになりました。

そして、冬城だと思っていたアランは、鬼屋敷でした。

もし、利き腕の信ぴょう性が高いのであれば、アランとヘンリーが入れ替わった可能性があります。そうなると、犯人は、鬼屋敷一択となってしまいますが、さすがに、序盤の段階で、犯人が確定してしまうような作りになっているとは思えないので、利き腕に関しては、一旦、保留事項にしておきたいと思います。
よく見ると、鬼屋敷も、マスクを取る時に左手で取っていますし、利き腕は、ちょっとしたミスリードの可能性もありそうです。

ちなみに、前回の考察で、それぞれのキャラが誰なのかということを推理しましたが、当たっていたのは、鹿打と咲間の2人だけでした。

詳細な見取り図

今回の事件は、人の移動や連絡方法が重要になりそうなので、建物の見取り図が欲しいように思いました。何度か、部分的には出てきましたが、全体がわかるものはありませんでした。
特に重要ではないからなのか、あるいは、トリック的な部分がバレてしまう恐れがあるため、序盤では出せないのかわかりませんが、今回、個人的に、詳細な見取り図を作成してみました。と言っても、部分的な情報を組み合わせただけなので、一部、推測の部分もあります。

まず、アランこと、鬼屋敷の部屋のとなりは、部屋があることは明らかですが、空き部屋なのか何なのかは、はっきりしません。あとは、キッチンの隣の部屋と、ホールを出て、すぐ左にある部屋が何なのかもわかりません。各部屋の並びから、右のほうに進んだエリアは、おそらく、ストーリーには関係してこないと思いますが、そちら側から各棟を行き来できないということは、前提条件になっていると思います。
現状、引っかかる点は存在しませんが、今後の行動や言動から、矛盾点を導きやすくするために、活用できたらと思います。

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足跡のトリック

冬城の事件は、雪の上に残った足跡がポイントとなりそうです。仮に、東棟にいる人物の中に犯人がいるとしたら、片道だけの足跡というのは、どういうことなのでしょう。

みんなの会話の中にも出てきているように、東棟の人間なら、戻ってくることができないということを主張していることになります。ただ、これは、簡単なトリックが2つ 存在します。
1つは、足跡の上書きです。今回のイベントでは、MとSの2つのサイズの靴が用意されています。

これを利用し、行きはSサイズの靴で歩き、帰りは、Mサイズの靴で、Sサイズの足跡に上書きするように歩いてくれば良いだけです。そうなると、帰りは、後ろ向きで歩いてくるということです。
もう1つは、もっと単純で、最初から西棟側に潜んでいれば、帰りの片道だけで済みます。片道だけなら、後ろ向き歩きだけで済みます。
ただ、気になるのは、そんな、どこかで見たことがあるようなトリックを、今さら使うのかという点です。
確かに、ショート推理クイズじゃあるまいし、目の肥えた金田一ファンからしたら、ちょっと納得がいかない感じもします。

そういう意味からも、利き腕の信ぴょう性同様、こちらも、一旦、保留事項にしておきたいと思います。

内線電話の違和感

冬城の事件については、雪の上に残った足跡と同様に、内線電話でのやり取りが重要なポイントとなって きそうです。そうなると、内線で電話を掛けまくっていたヘンリーと、電話を受けていた東棟のメンバーの行動や言動が気になるところです。
まず、ヘンリーの行動ですが、2つ違和感を感じた点が存在します。
1つは、アランに電話を掛け終えて、ベンに電話を掛ける時です。この時、ヘンリーは、電話機のファンクションキーを押しています。

電話機のファンクションキーは、一般的に外線の番号を登録しておくものなので、内線で使うというのはおかしいです。
そして、もう1つは、全員に連絡をした後に、番号1を押している点です。

むしろ、こっちが、内線番号1に繋げる時の行動のように思います。
このことから、ヘンリーは、内線電話の使い方で、明らかにおかしな使い方を2度していることになります。もし、この流れの通り、内線電話が機能していたとしたら、経緯としてはこうなります。
まず、アランこと鬼屋敷への電話は、実際には掛けていない可能性が高いです。

まあ、最初に内線ボタンを押していたのかどうかがわかりませんが、切る時にファンクションキーを押している時点で、その可能性が高そうでしょう。
ベンこと鹿打、キャシーこと咲間、ディックこと氷高についてはどうなのでしょう。こちらも、内線ボタンを押している様子が描かれていませんが、おそらく、ちゃんと連絡をしたと思われます。
そして、最後に、内線ボタン1を押したことで、アランこと、鬼屋敷に電話が繋がったのだと思います。
この経緯だと、アランこと、鬼屋敷にだけは、連絡事項が伝わっていないことになります。しかし、電話のコールはされたことになります。
ここで問題になってくるのが、内線番号1の電話が、どの部屋に置かれているのかという点です。もし、その電話が、ホールを出た脇の部屋だったとしたらどうでしょう。そして、その部屋にアランが隠れていて、電話のコールを待っていたとしたら、話の繋がりが見えてきます。

まず、ヘンリーがアランに対して、人狼の行動について後で内密に話がしたいので、一旦、ホールの脇の部屋に隠れていてほしいと伝えます。アランが人狼役であることは、すでに明かされていますから。そして、電話のコールが鳴ったら、誰にも気づかれずに、あずま屋のところまで来てくれと言います。ちょっと不可思議な誘導の仕方ですが、人狼ゲームの演出に関わることであれば、アランも従いそうです。
手筈通り、ヘンリーは、電話のコールでアランをあずま屋に誘導させ、あずま屋で待っていたアランを殺害します。そして、ヘンリーとアランのキャラをチェンジすれば、あとは、アランとして、東棟に戻っていけば、犯行は完了です。
そうなると、結果的には、アランを演じている鬼屋敷が犯人ということになってきます。

利き腕の信ぴょう性や、足跡のトリックは保留事項としましたが、結局は、そこに通じる結果となってしまいました。ただ、鬼屋敷以外でも、ヘンリーから電話を受けたメンバーで、気になることを言っている人物が存在しています。
まず、電話を受けた順番ですが、会話の流れ的に、咲間が最初に受けたような感じもしましたが、アランは別としても、ベンのほうが先でした。

確かに、電話がかかってきたと最初に言いだしたのは咲間ですが、順序関係を明確にする発言はありませんし、言っても、数十秒ずつぐらいの違いなので、ウソを言っているというわけではないように思います。
鹿打は、ホールの内線電話からかかってきたと言っていますが、どこからかかってきたのかわかるものなのでしょうか。
そこは最初、気になりました。ただ、金田一が、ヘンリーから受けた電話は、はなれから内線でかけられていたものと言い切っていたので、わかるという想定でよいと思います。

そうなると、犯人は鬼屋敷で、ほぼ確定でしょうか。まだ、決め手はないので、今後の展開によっては、別の可能性も見えてくるかもしれませんが、現段階では、今回の考察で述べたことを結論としたいと思います。

以上、「漫画【金田一37歳の事件簿】考察「怒りの狼、人狼ゲーム事件 File.3-5」内線電話についての奇妙な行動と言動」について考察してみました。
今回の事件の、もう1つの大きなポイントとして、大量の落雪によって、通路が塞がれてしまった点があげられます。タイミングよく、あんな場所に落雪するというのも、ちょっと考えづらいです。漫画内では、あまり触れられていなかったので、考察しませんでしたが、おそらくトリック的要素があると思うので、その機会がきたときに触れたいと思います。

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