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金田一37歳の事件簿 考察 騒霊館殺人事件 FILE.01 フーダニットの最高傑作漫画 新章スタート

シリーズ累計1億部突破のモンスターコミック。現在はイブニングで連載中の金田一37歳の事件簿について、漫画と同時進行で推理・考察をしていきたいと思います。
今回は、「騒霊館殺人事件」のFILE.01についてです。
漫画を読んでいる方も読んでいない方も一緒に推理・考察できればと思います。

この金田一37歳の事件簿の考察ブログがSNSで、原作者の樹林伸先生にリツイートされました。

ネタバレの内容を含みますのでご注意ください。
講談社 金田一37歳の事件簿 54話より引用しています。

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YouTubeにも動画投稿していますので、チャンネル登録していただき、みなさんと一緒に考察できたら、とてもうれしいです。

Contents

プロローグ

物語は、帝洋大学のオカルト研究部が、不気味な洋館で肝試しをおこなうところから始まります。

10人ほどのメンバーで、ろうそく 片手に洋館の中に入っていくのですが、ここで不気味な現象がおこります。突然、壁をドンドンと叩く音や、何かが倒れる音がし始めます。

メンバーの一人が、ポルターガイスト現象だと騒ぎだすと、隣にいた女性が、いきなり誰かに背中を押されます。そして、その背中には、血染めの手形がベったりとついていました。

結局、このオカルト研究部のメンバーは、一目散で洋館から逃げ出すのですが、これといった事件は起こってはいませんでした。 これは、これから起こる事件の舞台となる洋館の不気味なイメージを植え付けるための、序章といったところだと思われます。おそらく、このオカルト研究部自体は、事件には関係してこないと思いますが、血の手形をつけられた女性の名前が、萌音だったことを付け加えておきます。

電報堂との打ち合わせ

金田一は、音羽ブラックPRという、二流のイベント企画会社に勤めています。今回、新しいリゾートホテルのモニターイベントということで、部下の葉山マリンとともに、大手企業の電報堂に打ち合わせに向かいます。

ここで、電報堂の社員が二人登場します。一人は、このプロジェクトのリーダー、営業二課の白鳥麗桜です。

そして、もう一人が、部下の黒原太です。

金田一は、上から目線の白鳥に対して、見た目通りのドSで、菜々緒みたいだと言っていました。部下の黒原は、モニターに資料を映しただけで、それ以外は何もしていませんでした。年齢表記がされていないことから、モブの可能性もありますね。ただ、一応、登場人物の一人として入れておきます。

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プロジェクトの詳細

まず、白鳥が、プロジェクトの対象となる、洋館について説明し始めます。30年前にスコットランドから移築された洋館で、もとはリゾート開発のために作られたオーベルジュだそうです。当時のオーナー企業がつけた名前が、壮麗館。

しかし、バブル 崩壊でリゾート開発会社が倒産し、この建物だけが残ったということです。建物の前には谷があり、土砂崩れで崩落した橋の代わりに仮設された吊り橋だけが、洋館に行く唯一のルートとなっています。

他人事のように話を聞いている金田一にいら立ちを感じた白鳥は、イベントの説明を金田一に要求してきます。まともに資料を読んでいない金田一は焦りますが、すかさず、まりんがフォローします。

古い洋館のイメージを壊さず営業を開始するか、取り壊して大幅改修を施したうえで営業開始するかの判断を目的としたイベントです。そのために、モニターとしてお客さんに実際に泊まってもらい、アンケートを行い判断するということです。

白鳥 いわく、よくできました。ちなみに、このイベントを依頼したのは、リゾート開発企業、ヒストリー・リゾート・ジャパンだということです。

イベント 当日、集まったモニター達

イベント 当日、金田一とまりんは、9人のモニターとともに、壮麗館に向かいます。この、9人のメンバーについて紹介します。

まずは、鹿野美雨、36歳、画家です。周りの風景を写真に撮り、幽玄な眺めが、東山魁夷の絵の中にいるみたいと言っています。ちなみに、東山魁夷とは、実在する有名な画家だそうです。

次に、佐久間洋平、45歳、ルポライターです。この人物、到着した時に、こんなことを言っています。一年ぶりにここに来たけど、あいかわらず、なかなかミステリアス。一年前に一度きているというのは気になる点です。職業上、何かの取材で来たとか。犯人の動機の観点で、キーとなるかもしれません。

次に、庭本大河、29歳、不動産会社勤務です。

そして、花塚衣舞、23歳、読者モデルです。

この二人は、吊り橋の上でぶつかって接触していますが、庭本のほうは、プレイボーイ風、花塚のほうは、お気楽モデルといったイメージです。

次に、唐崎星也、28歳、中小建築会社 勤務です。

そして、妻の唐崎萌音、27歳、派遣社員です。この人、オカルト研究部の血の手形の人です。名前が同じですし、目の下のほくろも同じなので、同一人物だと思われます。現段階では、あの時のことを示唆するような言動や行動はありませんが、単なる偶然ではないように思われます。旦那の星也は、これといった特徴がない感じです。

次に、梅村修児、33歳、ホテル所属のソムリエです。

そして、中根沢児郎、50歳、ヨーロッパ家具 輸入業です。この二人に関しては、現段階では、意味ありげな言動や行動はみうけられません。

最後に、久門朝香、25歳、商社マンの妻で専業主婦です。この人物、登場してから、終始無言、無表情で、不気味な存在です。まだ始まったばかりなので、何とも言えませんが、こういう怪しさは、大概ミスリードというケースが多いです。

騒霊館殺人事件 開幕

モニターメンバー9人が集い、いよい騒霊館殺人事件編の開幕です。電報堂の二人を合わせると、総勢11人の登場人物ということで、過去に類を見ない多人数となっています。それだけ事件が難解な予感がします。金田一 曰く、この時俺はまだ何も知らなかった。この壮麗なやかたの陰に潜む、狂おしいほどの憎悪と殺意の源の存在を。

以上が、「騒霊館殺人事件」のFILE.01の内容です。第1話は、事件の舞台設定と、登場人物の紹介といった感じでした。第2話以降は、事件 解決に向けた推理、考察をしていきたいと思います。そして、金田一が、謎はすべて解けたといったタイミングで、最終的な推理を動画として投稿していきたいと思います。現段階で気になる点は、唐崎モネの存在と、久門朝香です。これだけ人数が多いと、共犯という設定もあるかもしれません。

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次回の「騒霊館殺人事件」のFILE.02考察は、イブニング発売日の4/28以降になります。

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