今回は、碓氷薫が克喜に対して行ってきた言動や態度、接し方で感じた違和感について、考察していきたいと思います。
Youtube動画にもしていますので、よろしければご覧ください。
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碓氷薫が残したDVDのタイトル
碓氷が残したメッセージが入っているDVDを克喜が見つけますが、そのタイトルが「克喜/誕生日/10歳」となっていました。最初は、実年齢が9歳なのに10歳となっている違和感を、見つけるためのヒントとしたのかと思いました。しかし、一連の事件が起こるのが10歳になった後だったら、その意味をなさなくなるので違う可能性が高いです。実は、碓氷は克喜の年齢や誕生日を間違って覚えていたのではないでしょうか。母親が子供の年齢や誕生日を間違えるわけありません。もしかしたら、碓氷と克喜は親子関係にないのかもしれません。それを示唆するシーンが、他にもいくつか存在していました。
碓氷薫が残したメッセージ動画
克喜が見つけたDVDの中には、碓氷のメッセージ動画が入っていました。このメッセージの最初には、克喜に対してのメッセージが入っていました。内容は「克喜、見つけてくれてありがとう。これを見ているということは、私はもうこの世にはいないんだろうね。あなたに預かってほしいものがあるの。この中に10億円強奪事件のすべてが記されている。」。普通、母親が子供に送る最後のメッセージとなると、子どもに対する愛情や思い出、もう会えない寂しさなどが随所にあらわれると思います。しかし、このメッセージでは、見つけてくれたお礼と自分がもう死んでいることしか話さず、さらに10億円強奪事件の証拠資料を預かってほしいとお願いしています。さらに言えば、克喜が飲んでいる薬についても触れていません。どうみても、母親が子供に送る最後のメッセージとは思えません。むしろ、自分の協力者やパートナーに送るメッセージといった感じがします。
碓氷薫は危険な証拠資料を克喜に持たせていた
碓氷がメッセージ動画で、克喜に預かってほしいと言っていた10億円強奪事件の証拠資料は、すでにガルムフェニックスのおもちゃの中に入れて、克喜に持ち歩かせていました。事件関連の黒幕や一味に狙われる危険がある証拠資料を、母親が子供に持たすとはどういうことでしょう。克喜の身に危険が及ぶことを考えていないのでしょうか。普通ならありえません。
碓氷薫と深水星良の写真
星良のスマホには、碓氷と一緒に写っている写真が何枚か存在していました。このことから、碓氷と星良が、親しい関係にあったということがわかります。しかし、これら写真には、克喜が一緒に写っているものが1枚もありませんでした。星良が生存していた3年以上前の写真となると、克喜は大きくても6歳になります。これぐらいの小さい子供がいれば、友人の子供も一緒に写っている写真があってもよさそうなものですが、それが一枚もないというのは不自然な感じがします。また、写真の碓氷の表情が、仕事が忙しい中、女手一つで子育てに励んでいる母親の表情とは程遠い感じがしました。
克喜の碓氷薫に対しての記憶
克喜には所々で、碓氷に対していくつか気になる態度や言動がありました。
- 誕生日を祝ってもらった記憶がない
- 母親が死んだのに常に冷静
- 母親の顔をろくに思い出せない
子供の克喜の観点からも、母親の記憶があいまいであったり、こみ上げてくる感情もあまり見せることがありません。1話の雨の中のシーンで、母親に対しての感情をさらけ出し泣きだしますが、あれもウソの可能性があります。
碓氷薫と克喜は親子ではない
ここまで見てきた観点から、碓氷薫は克喜に対しての愛情を持ち合わせていないように感じました。これが意味することは、碓氷薫と克喜は親子ではない可能性があるということです。それでは、克喜はどういった存在なのでしょうか。碓氷が克喜に対して、パートナー的扱いを垣間見せている点などから、星良が調べていて後に碓氷自身も関わっていくことになった「警察の極秘プロジェクト」に関する重要人物なのではないでしょうか。
以上、碓氷薫は克喜に対しての愛情を持ち合わせていないについて考察してみました。この2人の親子関係が崩れると、克喜の存在がよりクローズアップされてくるかと思います。この辺はドラマの後半で描かれていくのかもしれません。警察の極秘プロジェクトや克喜の正体については、別途考察していきたいと思います。
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次回は、克喜の正体について考察してみたいと思います。