ドラマ考察

ドラマ「ニッポンノワール」考察 碓氷薫の行動や言動を時系列順にすることで明らかになった真実

今回は、第5話までの碓氷薫の行動や言動を見直してみて、時系列順に並べ変えて見ました。そこから得られる新たな気づきについて考察していきたいと思います。

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2009年 碓氷薫は遊佐と一夜を共にする

第五話より
碓氷が、10年前に警察学校の講師をしていた時のことなので、2009年の出来事です。
碓氷は、生徒だった遊佐と一夜を共にしています。このことは、同期の間で賭けをしていたというサイドエピソードがあることからも、真実の可能性が高いですが、この時に克喜を身ごもったかどうかは明確ではありません

2016年以前 碓氷薫と深水星良の写真

第三話より
星良が生きていることから、現在より3年以上前の2016年以前の出来事ですが、正確な時期まではわかりません。
写真から判断するに、碓氷と星良は親しい関係にあったということがわかります。しかし、これら写真には、克喜が一緒に写っているものが1枚もありません。また、写真の碓氷の表情が、女手一つで子育てに勤しんでいる母親の表情とは程遠い感じがします。

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2016年 碓氷薫と才門の会話

第三話より
星良が殺害されたのが3年前なので、2016年の出来事ですが、正確な日にちまではわかりません。
碓氷は星良の葬儀の時に、才門と会話をしています。

碓氷「星良は言っていた、闘うって。だから、私もそうする」
碓氷「星良が、何のプロジェクトに関わっていたのか」
碓氷「そこで、どんな秘密を握って、何を暴こうとしていたのか」
碓氷「それをつきとめるために、私は闘う」

この会話から、碓氷が警察の地下組織による極秘プロジェクトについて調べ始めたのは、この時点からということになります。そして、この会話の中でも、克喜の話は全く出てきていません

2018年前後 碓氷薫と南武で克喜を遊園地につれていく

第四話より
克喜の成長度合いや、すでにガルムフェニックスのおもちゃをバッグに付けていること、碓氷がコートを着ていることから、2018年の春、秋冬あたりの出来事だと思われますが、正確な時期はわかりません。
碓氷と南武は、克喜を遊園地につれていき、そこで以下のような話をします。

南武「克喜の奴、ずいぶん変わったな。前は、あんなやんちゃだったのに。成長したな」
碓氷「そう見えますか?」
碓氷「先月までは、手が付けられない状態でした」
碓氷「それがこの短期間で、急に変わったんです」
南武「何があった?」
碓氷「無言」
南武「前から聞こうと思っていたけど、克喜の父親はだれなんだ?」
碓氷「教えたくありません」

このタイミングで、初めて碓氷克喜が登場します。これまでに、生まれた時や、成長の過程が回想シーンで出て来ていてもよさそうなものですが、一切ありませんでした。そして、ここでは父親についてふれられたくない様子です。

2019年7月 碓氷薫が係長として赴任した時の挨拶

第一話より
碓氷が、遊佐の班に係長として赴任してきた2019年7月の出来事です。
碓氷は、赴任してきた時に以下のような挨拶をしています。

「私には・・・愛する息子がいます」
「その子が、大勢の人たちが笑顔で触れ合える社会を作ること」
「それが、警察官の役目だと思っています」

碓氷の挨拶の冒頭で、「私には」と「愛する息子がいます」の間に、3秒ほどの沈黙がありました。これは、嘘を言う前のためらいの間のように感じます。

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2019年7月以降 碓氷薫と遊佐の会話

第五話より
碓氷が赴任してきた後のことになるので、2019年7月以降の出来事になりますが、正確な月日まではわかりません。
碓氷は遊佐に、克喜はあなたの子供だと告げます。そして、DNA鑑定書を見せます。

碓氷「克喜は、あなたの子供よ」
碓氷「私だって冗談だと思いたかった。でも、まぎれもない事実よ」
碓氷「私が捜査一課に配属になった時も、私のこと覚えてなかったものね」
碓氷「一夜限りの関係、あなたにとってはそうだったかもしれない」
碓氷「でも、私にとっては違った」
碓氷「今日まで、いろんな思いを抱えて生きてきた」

そもそも、同時期に他の男と関係を持っていない限り、克喜の父親が誰なのかは明白のはずです。なのに、このタイミングでDNA鑑定をしているということは、碓氷は克喜の出生自体を知らない、だからDNA鑑定をして調べる必要があったということではないでしょうか。

2019年10月4日前後 碓氷薫と芹奈の会話

第二話より
本城の娘芹奈が、碓氷と一週間前に会っていたということから、2019年10月4日前後の出来事だと思いますが、碓氷が死んでから何日たっているのか明確でないため、日にちの特定はできません。
碓氷は、芹奈と会った時に、以下のような話をしています。

碓氷「私はあの事件のすべてを知っている」
碓氷「その証拠も仕事部屋に保管してある」
碓氷「だから、正直に打ち明けて」

芹奈は、この時に全てを碓氷に話したと言っています。

2019年10月4~10日 メッセージDVD作成

碓氷が、10億円強奪事件について全てを知った後に作成されているので、2019年10月4~10日の間のどこかでおこなった出来事です。

碓氷薫が残したDVDのタイトル

第二話より
碓氷が残したメッセージが入っているDVDのタイトルが、実際は9歳なのに「克喜/誕生日/10歳」となっているのは、克喜の誕生日を正確に覚えていないという現れなのかもしれません。

碓氷薫が残したメッセージ(克喜へ)

第二話より
碓氷は克喜に対して、以下のメッセージを残しています。
「克喜、気づいてくれてありがとう」
「これを見ているってことは、私はもう、この世にはいないんだろうね」
「あなたに、預かってほしいものがあるの」
「この中に10億円強奪事件の全てが記されている」
「あなたの好きなヒーローに持たせるから」

このメッセージからは、子どもに対する愛情や思い出、寂しさといったものが一切感じられません。これは、母親が子供に送る最後のメッセージではありません。むしろ、自分の協力者やパートナーに送るメッセージです。
さらに碓氷は、10億円強奪事件の証拠資料を、ガルムフェニックスのおもちゃの中に入れて、克喜に持ち歩かせていました。そんな危険なものを、母親が子供に持たすなんてことは普通ありえません。

碓氷薫が残したメッセージ(警察関係者へ)

第二話より
碓氷は、克喜へのメッセージの後に、警察関係者へ、以下のメッセージを残しています。
「本城理事官は全てを自白して私に言いました」
「自分はどうなっても構わない。娘を守るために罪を被ると」
「私はそれが正しいとは思いません」
「でも、正しいことが必ず人を笑顔にするとは限りません」
「時として、道理に背いてでも、なしとげなければならないことがある」
「もし、あなたがこの罪を暴くのであれば、その時はお子さんの未来を第一に考えてあげてください」

道理に背いてでもなしとげなければならないこととは、 碓氷自身が道理に背いて罪を犯したと言っているように聞こえます。その罪とは、10億円強奪事件のことではないでしょうか。そして、最後のメッセージは、一見、本城に対してのメッセージのようですが、実はこういうことだったのではないでしょうか。

あなた(遊佐)がこの罪(碓氷が犯した罪、 10億円強奪事件)を暴くのであればその時はお子さん(克喜)の未来を第一に考えてあげてください

つまり、 10億円強奪事件の真相暴くと、克喜の未来は破滅するということを言っているように思われます。

2019年10月10日 碓氷薫と南武の会話

南武が、碓氷が殺害される前日と言っているので、2019年10月10日の出来事です。
碓氷は、南武と会話をしています。 ただこの会話は、第二、三、五話の3回に分けて登場するので、すべてが同じタイミングに話されたかどうかはわかりません。

第二話より
碓氷「10億円強奪事件には、警察関係者が関与しています」
碓氷「犯人が保管している、10億円の隠し場所も特定できました」
碓氷「その金はすでに、犯人の知らない場所に移してあります」
南武「その話本当か?」
碓氷「無言」
南武「だったら金はどこにある?」
碓氷「今は言えません」

第三話より
碓氷「もしかしたら、私は殺されるかもしれません」
碓氷「それでも、私は闘います」
碓氷「真実が白日の下にさらされるその日まで」

第五話より
碓氷「今日の深夜便で、日本をたってもらえませんか?」
南武「どうした?急に」
碓氷「アリバイ作りです。課長を巻き込みたくないので」
南武「これから何が起こるっていうんだ」
碓氷「すべてが終わったらお話しします」
南武「おい、それじゃ遅いだろ。大事な部下、放っておけるか」
碓氷「それは私が、元警察庁長官の娘だからですよね」
碓氷「私の個人的問題でもあるんです。」
碓氷「息子とちゃんと向き合うためにも、事件の真相を明らかにしないと」
南武「10億円強奪事件が、克喜と何か関係があるのか?」
碓氷「終わったら、お話しします」

碓氷は、10億円強奪事件について全てを知っているということを、南武に示唆しますが、詳細を語ろうとはしませんでした。わざわざアリバイを用意してあげているのが逆に、それを利用しておびき寄せるための罠のようにも感じます。

2019年10月10日? 碓氷薫と遊佐の会話

碓氷が殺害された山小屋でのことなのですが、時間帯は夜です。碓氷は、11日の午後6時に死亡してます。10月の午後6時以前ならもっと明るいはずなので、この会話は2019年10月10日の夜の出来事の可能性が高いです。ただ、正確な時間はわかりません。
碓氷は、遊佐を山小屋に呼び出し、以下のような会話をしています。

碓氷「私は、真犯人を知っている。10億円のありかも」
遊佐 「そんな大事なこと、何で今まで黙っていた?」
碓氷「その真犯人が、警察関係者だからよ」
碓氷「真犯人は、前科のある未成年の強盗団を使って、10億円を奪うよう指示した」
碓氷「あなたに真相を告げようと思ったのは、この事件の根幹に私達の息子、克喜が関わっているから」
遊佐「誰なんだ、誰が本ボシなんだ」
碓氷「10億円強奪事件の真犯人は、私よ」

この会話の続きが、第六話以降で出てきそうなので、現段階で真偽を見極めるのはまだ早そうです。碓氷は、南武には詳細を話しませんでしたが、遊佐には話しています。この違いが意味するものは何なのでしょうか。

2019年10月11日 碓氷薫死亡

検死の結果、2019年10月11日午後6時ごろに、碓氷は死亡しています。

最大のターニングポイント

以上、碓氷薫の行動と言動を、時系列順に並べてみました。この中で、最大のターニングポイントとなったのが、2016年、星良が殺害された時です。碓氷は、この時に警察の地下組織がおこなっている極秘プロジェクトのことを知り、このプロジェクトについての調査を始めました。そして、そこから約3年間の行動については、まったくふれられていません。碓氷はこの期間に、実態を暴くために警察の地下組織に潜入し、極秘プロジェクトに参加をしていたのではないでしょうか。

碓氷克喜の存在感

克喜が初めて登場するのが、南武と一緒に遊園地に連れて行った時です。時期的には2018年前後だと思われますが、それまで克喜の存在感が、全くありませんでした。このことから、克喜は碓氷の子供ではない可能性が高いです。克喜は、極秘プロジェクトの被験者であり、碓氷が地下組織に潜入し極秘プロジェクトに参加した中での一環として、克喜を息子として預かることになったのではないでしょうか。

遊佐清春との関係性

碓氷は、克喜を息子として育てていくうちに、克喜の異常な体質に疑問をいだき始めます。もしかしたら、ゲノム編集やクローンについて疑い始めていたかもしれません。そして克喜のDNAについて調査をし、遊佐と一緒のDNAであることを知ってしまいます。この時に、遊佐も克喜と同じでプロジェクトの被験者だということを察します。そこで碓氷は、以前、遊佐と関係を持ったことを利用して、遊佐に克喜の父親だと思い込ませて、自分の味方に引き入れようとしたのではないでしょうか。

10億円事件との関係性

組織が、極秘プロジェクトの資金源として、10億円強奪を計画することになり、碓氷もこの計画に参加します。碓氷は、この事件の全てをおおやけにすることで、組織の極秘プロジェクトを白日の下にさらそうと考えたのではないでしょうか。碓氷は全ての情報を手中に収めた段階で、南武に報告をしますが、南武が組織側の人間である可能性を考え、詳細までは明かしませんでした。しかし、遊佐に対しては全てを話し、自分にもしものことがあった場合は、遊佐にすべてを引き継いでもらおうと考えたのではないでしょうか。

結局、碓氷は殺害されてしまい、遊佐は記憶を操作されて碓氷の思いを引き継ぐことが出来なくなってしまったという状況が、この物語のスタートラインにあたると思われます。

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