日本テレビ系列で日曜22時30分から放送されているドラマ「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」について、レンとリコの違いについて検証しつつ、二人の置かれた状況について考察をしてみたいと思います。
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レンとリコの決定的な違い1つ目
レンは、現在囲碁棋士をしており、かつては天才美少女棋士として騒がれていました。母親の麻衣子が、早くから囲碁の才能を見抜き、天才囲碁棋士少女として育てていました。つまりレンには、囲碁の才能があります。リコについては、そのような才能があったという話はでてきていません。このことから、現在生きている人物は、リコではなく、レンであるという可能性が高いと思われます。
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レンとリコの決定的な違い2つ目
レンが囲碁を打っている姿を見てみると、左手で打っています。つまり、レンは左利きです。
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これはたまたまではなく、レンが最年少優勝した時の新聞の写真からも、子供のころから左手で打っているということがわかります。
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このことからも、やはり生きているのはレンのほうということになってきます。レンとリコの決定的な違いは、レンは囲碁の才能があり、左利きであるということです。ただ、リコも左利きである可能性が残されています。次に、その辺について、見ていきたいと思います。
母 麻衣子のイビツな愛情表現
過去の回想で、麻衣子と幼い娘たちが、部屋で食事をするシーンがでてきます。この時に、ある違和感を感じました。麻衣子とその隣でかわいがられるようにして食事をする娘が映ります。この娘、よく見るとスプーンを右手で持っています。つまり、右利きです。
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その後、麻衣子にバナナを投げつけられ、それを檻の中から拾う娘が映ります。こちらの娘は、左手でバナナを拾っています。体制的に右手で拾ったほうがとりやすいのにあえて左手で拾っています。つまり、左利きです。
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そうなると、檻に入れられているのはレンで、かわいがられているのはリコということになり、リコは右利きということになります。ここで感じた違和感とは、麻衣子はレンを溺愛していたはずなのに、レンは檻に入れられ、リコをかわいがっているということです。これはどういうことでしょうか。これまでに、麻衣子がDVをしていたという話はありません。そうなると考えられるのは、麻衣子のイビツな愛情表現です。
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麻衣子は、レンを天才囲碁棋士として育ててきています。つまりこれは、囲碁の英才教育をおこなってきたということです。この教育が、度を越えてしまったのではないでしょうか。たとえば、対局に負けた罰として、檻にいれられ、食事はバナナだけという扱いをうけていたといった感じです。もちろん、麻衣子としては、レンをりっぱな囲碁棋士とするために愛情の一環としてやっているつもりです。そういった、イビツな愛情によって生じたストレスを、リコをかわいがるという行為で、はけ口にしていたのかもしれません。
ミスパンダの正体はリコ
リコが右利きだということから見えてくることが、1つあります。それは、ミスパンダの正体がリコではないかということです。第1話で、ミスパンダがメスを持ち、敵を傷つけようとしたとき、メスは右手に持っていました。
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さらに、ミスパンダが屋上で笹を掲げた時も、笹を右手で持っていました。
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つまり、ミスパンダは右利きです。そうなると、ミスパンダの正体は、左利きのレンではなく、右利きのリコということになります。やはり、ミスパンダになるときは、レンとリコの人格が入れ替わっているということなのでしょう。炎の回想シーンでも、レンが見たときは、お姉ちゃんが燃えてと言っているのに対し、ミスパンダが見たときは、周りが燃えててと言っています。これも、レン目線とリコ目線の違いを示唆していると言えるでしょう。
以上、「ドラマ「 シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」レンとリコの決定的な2つの違い」について考察してみました。今回の考察は、かなり核心をついていたのではないかと思いますが、皆さんはどのように思いましたでしょうか。単に双子の入れ替わりというだけではなく、母親の愛情表現や、ミスパンダという存在をからめることで、謎としての面白さが増しているように思います。
他にも、ドラマ「10の秘密」や「知らなくていいコト」についても考察をおこなっていますので、そちらともども、よろしくお願いします。