TBSで日曜21時から放送されているドラマ、テセウスの船について、これまでの金丸の行動や言動を振り返りつつ、今後の展開に関わってくる可能性について考察してみたいと思います。
YouTubeにも動画投稿していますので、チャンネル登録していただき、みなさんと一緒に考察できたら、とてもうれしいです。
Contents
金丸の最初の登場シーン
金丸が最初に登場したシーンは、警察署で千夏殺害事件について文吾と森の三人で話をしているシーンです。この時点ではまだ、文吾も心を疑っている状況で、金丸達もそれに同調する感じです。
千夏殺害について心を事情聴取
金丸は、千夏殺害について、心に事情聴取を要請するため、佐野家を訪れます。この時に、はじめてライターカチカチが登場します。
和子が遮ろうとしますが、心は自ら警察署に同行します。金丸は、心に疑いの目を向けますが、心は否定し続けます。しかたなく金丸は、指紋がついたパラコートの容器が見つかったら終わりだからと言い、心を開放します。
このあと、心を尾行することから、泳がせて、パラコートの容器のありかを探ろうと言った感じなのでしょう。
金丸と文吾の会話
金丸は、学校に乗り込み、ウサギが殺されたことについて、心を問い詰めますが、あっさり否定されてしまいます。その後、文吾と会話をします。ここで、二度目のライターカチカチが登場します。
金丸が、心がこの村に来た本当の目的は何なんだというと、文吾が、未来から来たらしいんですと言います。ここで初めて、金丸に、心が未来から来たという情報があたえられます。ただ、この段階では、まったく信じていないといった感じのそぶりでした。
明音失踪事件で鈴を保護
明音と仲直りをしようとバス停で待っていた鈴を保護します。金丸が保護したのかはわかりませんが、鈴に事情を聞くと、バス停で待っていたが、明音はこなかったとゆうことです。このときに、三度目のライターカチカチをしています。そして、あいかわらず、心を疑っている様子です。
監禁された明音を発見
心が、明音の監禁されている小屋を発見し、金丸も小屋に向かいます。金丸と心は、ひと悶着ありますが、 心をその場で現行犯逮捕します。
そして、 心の取り調べをしますが、これといった進展は得られませんでした。ここで、四度目のライターカチカチをしています。
捜査会議が大きな転換点
捜査会議で資料を見ていた金丸は、あることに気付き、自分の右手を見ます。そして、その後すぐに、心を釈放します。結論をいうと、明音の首についたあざが、子供の手で付けられたあざだということに気付いたのでした。ここまでの金丸は、ひたすら心を疑うだけの普通の刑事でしたが、ここでようやくキャラがたってきました。
心と金丸の会話
心は文吾に真実を全て話し、仲たがいとなってしまった時に、金丸に会いに行きます。ここで金丸は、村で起きている事件と、心が村に来たことは無関係ではないと言い切っています。そして、心が未来から来たことも、信じたような口ぶりでした。なんとなくですが、ここで突然、未来話を信じたことにちょっと違和感を感じました。
翌日、心が鈴のキーホルダーを見つけた場所を捜索しますが、何も見つかりませんでした。金丸もいっしょにいたことから、ノートのことも話してしまっているのでしょうか。
金丸が会っていた人物
捜索を終えて、心を学校に送った後、金丸は誰かと会っていました。「よー」と普通に声をかけていることから、会う約束になっていた感じがします。子供が怪しいとふんでいる金丸は、幹夫に接触したとも考えられます。あるいは、すでに黒幕と手を組んでいて、しんの一日の行動について報告をしたというふうにも考えられます。
金丸が殺害される
金丸は、文吾に、重要な証拠を捜しにいくといって、明音が監禁されていた小屋に向かいます。そして、小屋の前で、誰かが来るのを待っています。ここで、五度目のライター カチカチをしています。この人物と接触した金丸は、ここでいいのかと崖の下をのぞき込んでいるところを、後ろから突き落とされます。
紀子の目撃証言などを含め、改めて見てみると、気になる点があります。それは金丸の相手に対する警戒心です。相手が一連の事件に関与した人物と疑っていれば、崖で背中を向けるような行為はしないように思います。そうなると、幹夫あるいは黒幕以外の人物なのでしょうか。あるいは、まだそこまで怪しいと思っていない状況で、幹夫あるいは黒幕と接触してしまったのでしょうか。
金丸が生きている可能性
金丸が生きているかどうかを考えるためには、過去のタイムラインを整理する必要があります。まず、心が関与していない本当の過去、これを過去Aとします。次に、心が一度目のタイムスリップで関与してしまった過去、これを過去Bとします。そして、今回、心が二度目のタイムスリップで関与してしまった過去、これを過去Cとします。過去Bでは、金丸が死んだことが確実なので、過去Cが過去Bの継続だとしたら、金丸が生きていることはありません。まあ、別のタイムラインから金丸がタイムスリップしてくるということもありえますが、ややこしくなるのでそこまでは考えないようにします。そして、過去Aの継続、あるいは、過去Cが全く新しい過去だとしたら、金丸が生きている可能性があります。
ここまで、金丸の行動や言動を振り返ってみて、このまま死人に口なしというのも、なんかしっくりきません。実は金丸は生きていて、金丸自身の口から語られることがあるような気がします。
以上、「ドラマ「テセウスの船」考察 金丸は殺されてしまったことでお役御免なのか?」について考察してみました。個人的には、せっかくタイムスリップという要素を使っているのだから、何らかの形で金丸が生きていたほうが、重要キャラが増えて面白くなるように思います。そういった意味でも、二度目のタイムスリップで飛んだ過去が、どういった状況なのか気になるところです。ちなみに、ライター カチカチは5回登場しましたが、意味や規則性があるのかどうかはわかりませんでした。
他にも、ドラマ「10の秘密」、「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」、「知らなくていいコト」についても考察をおこなっていますので、そちらともども、よろしくお願いします。