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ドラマ【VIVANT】第4話考察 太田は長野の協力者、そして、山本の写真は偶然ではなく必然

日曜、21時からTBS系列で放送されているドラマ、VIVANTの、第4話で気になった点について、考察してみたいと思います。

YouTubeにも動画投稿していますので、チャンネル登録していただき、みなさんと一緒に考察できたら、とてもうれしいです。

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誤送金事件の黒幕は山本

誤送金事件の黒幕は、例の4人の中には居らず、実は、山本でした。

伝説のハッカー・ブルーウォーカーこと、太田を手懐けて、誤送金の細工をさせたということでした。

ただ、伝説のハッカーと呼ばれるほどの人物が、なぜ、山本ごときに引っかかったのかが気になります。他の容疑者連中とも親しかったようなので、単純に、男関係にだらしないだけなのでしょうか。宇佐美や原、水上といった、下っ端連中だけならそうかもしれませんが、長野との関係は、単なる男女関係だけのようには思えません。この点については、後ほど長野の考察の所で、改めて触れたいと思います。

話を山本に戻すと、そもそも、山本の思惑としては、サーバーからのデータ回収に協力している時点で、太田1人に罪を擦り付けるつもりだったはずです。

しかし、ジャミーンの写真から、偶然、山本がテントの人間だということがバレてしまったのは、山本としては想定外でした。

ただ、果たしてあれは、本当に偶然の出来事だったのでしょうか。

長野の本当の顔

先ほどの続きですが、写真の一件がなければ、太田はそのまま死んでおり、山本も正体がバレることはなかったでしょう。

しかし、太田の安否を、しきりに気にしている人物が存在していました。それが、長野です。

長野は、別班ではないかと疑われていましたが、一応、その疑いは晴れた形にはなりました。ただ、このままでは、ただのスケベおやじで終わってしまいますし、最後の、含みのある表情から、裏の顔があることは明らかでしょう。

そうなると、別班、テント、どちら側の人間なのでしょう。
テント側の人間だとすると、山本や太田のことも織り込み済みなはずなので、太田の安否を気にすることもないでしょうし、山本の失態も、放っておかないでしょう。防衛大学の在籍歴があることからも、別班側の人間の可能性が高いです。

そう考えると、長野と太田の関係性は、単なる不倫関係ではなく、別班と、それに協力する、伝説のハッカー・ブルーウォーカーという関係性ではないでしょうか。

太田は、山本に手懐けられたのではなく、長野の指示で動いていたということです。
そういった状況の中、山本の暴走によって、太田に危機が訪れてしまいますが、別班である、長野 自らが動いて、太田を救出しに行くわけにはいきません。そこで登場するのが、例の写真です。

例の写真を乃木に見せることで、乃木たちが、太田の救出と山本の制裁を行うように促したということです。
おそらく太田は、公安、あるいは別班に協力することで、恩赦という形で、罪を免れるのだと思います。そして、この先、伝説のハッカー・ブルーウォーカーとして、活躍する機会が訪れるのだと思います。

1つ気になるのが、例の写真が、乃木を誘導するための仕掛けだとすると、それを促した薫は、一体何者なのでしょう。

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薫の本当の顔

仮に、例の写真が、乃木を誘導するためのものだとすると、薫も、それに一役買っていたことになります。そうなると、薫も別班ということなのでしょうか。
例の写真は、日付から、4年前のものだということがわかります。

つまり、アディエルは、4年前から、テントと繋がりがあったということになります。そして、薫が、医療従事のために、バルカ共和国に行ったのは、3年前です。そのタイミングで、ジャミーンの主治医になっていることからも、目的は、アディエルを通じて、テントのことを探るためだということが伺えます。
ラクダからの転落という、想定外の出来事もありましたが、そもそも、死の砂漠を乗り切った時点で、並みの人間ではありません。

確かに、このままだと、単なるジャミーンの主治医で終わってしまうので、裏の顔があったとしても、おかしくありません。

もし、長野と薫が、そのような形で通じていたとすると、乃木や黒須とは、別のチームということになってきます。

別班の中でも、チーム長野とチーム乃木が存在しているとしたら、ますますややこしくなってきます。

ジャミーンの謎

先ほど触れた通り、アディエルがテントと繋がっているのだとしたら、ジャミーンは、それを黙認していたのでしょうか。ジャミーンが、無意識のうちに人の善悪を感じ取れるということであれば、矛盾しています。テントの思想を、善と捉えているのであれば、矛盾しているとは言えません。そもそも、ジャミーンの、そういった感覚自体が嘘という可能性もあります。そこを判断するうえで、ポイントとなるのが、例の2人の遊牧民です。

アディエルとジャミーンのことを、気にかけていましたね。ジャミーンについては、「また1人にしてしまった」と言っていましたが、1人になってしまったのは、今回が初めてのはずです。この言葉の意味を解釈するとき、2つのケースが考えられます。
1つは、母親が死んだときの、ジャミーンの心境を言っているケースです。ただ、母親がいなくなってしまったショックを表す言葉としては、ちょっと違うような感じがします。もう1つは、アディエルや死んだ母親は、もともと、ジャミーンの両親ではないというケースです。ジャミーンは、テロによって生まれた、孤児なのではないでしょうか。

謎の遊牧民はテント

仮に、謎の遊牧民がテントだとすると、そのテロ行為によって、孤児となってしまったジャミーンのために、アディエルたちを、両親の代わりとして宛がったということが考えられます。3人の写真を見ると、ジャミーンが嫌がって泣いているように見えるのは、本当の親ではないからかもしれません。

それなら、「また1人にしてしまった」という言葉にも通じますが、そもそも、テントは、そんなに慈悲深い 組織なのでしょうか。思想や信念が見えない組織なので、何とも言えないところですが、逆に言えば、どうにでも転ぶ可能性があると言えます。

活動自体は悪質でも、思想や信念は慈悲深いのであれば、ジャミーンが善と感じたのも納得がいきます。母親の死も、テロ活動に参加したためということも考えられます。
あるいは、テントの中でも、過激な活動を主体とするグループと、慈悲深さを持ち合わせたグループが存在するのかもしれません。もし、謎の遊牧民がテントで、それが、後者のグループに属するのであれば、一連の発言や、ジャミーンたちとの関係性にも納得がいきます。

つまり、テントの中にも、タカ派とハト派が存在するということです。その、ハト派のリーダーが、役所広司さんであり、乃木の父親ということです。

今回の考察はここまでですが、登場人物の関係性が複雑になってきたので、1話から4話の考察から、相関図を作成し、ショート考察としてあげたいと思いますので、そちらもご覧いただければと思います。

以上、「ドラマ【VIVANT】第4話考察 太田は長野の協力者、そして、山本の写真は偶然ではなく必然」について、考察してみました。
乃木が別班であることが明かされて、第1部終了といった感じです。公安ゼロかと思っていた、松坂桃李さんですが、乃木の後輩の別班と言うことでした。これで役者は揃ったといった感じですが、公式サイトの登場人物欄で、五か所ほどスペースが空いているのが気になります。スペースの空き方が、ちょっと不自然な感じもするので、更なる大物俳優の登場もあるかもしれません。

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