日曜、22時30分から日本テレビ系列で放送されているドラマ、真犯人フラグの木幡由実(バタコ)について、キャラ別考察してみたいと思います。
このキャラ別考察では、1人の登場人物にフォーカスを当て、登場シーンの描写や、行動、言動を掘り下げて見ていきたいと思います。第6回は、木幡由実についてです。他にも、二宮、本木、日野、橘、河村について、キャラ別考察していますので、興味のある方は、そちらもご覧いただければと思います。
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Contents
第1話
木幡が最初に登場したのは、第1話でのクレームのシーンです。いわゆる、クレーマーバタコとしての登場です。
この時に、台車の音がうるさいということを言っています。この、台車で大きな荷物を運ぶという行為は、冷凍遺体が、凌介のもとに運ばれることを示唆していたのではないでしょうか。もちろん、木幡の聞いた音が、そのことだという意味ではありません。ここで言いたいのは、木幡が知らないうちに、冷凍遺体が、凌介のもとに送られていたということです。真犯人が、凌介のもとに送り、木幡には、凌介が奪ったと思わせたのではないでしょうか。
そもそも、木幡が以前から凌介を恨んでいたのなら、この数年間、何もしていないというのはおかしな話です。冷凍遺体、つまり、自分の息子を凌介に奪われたと思い込まされたことが、凌介への恨みのフラグだったということです。
真犯人は、凌介は、自分の子供を奪った人物、そして、本当の子供ではないからと、篤斗を捨てた人物、この2つを思い込ませ、篤斗を木幡に授けたのだと思います。そして、凌介を消すことで、自分の息子が戻ってくると同時に、篤斗も幸せになれると言ったのではないでしょうか。第12話での、木幡の、「本当の子供じゃないのに」というセリフにも繋がります。
第2話、第3話
第2話では、本棚のクレーム、第3話では輝きの土を送り付けてきました。そして、最後には、例のお経のシーンです。
この段階で、初めて、凌介を恨んでいることが明かされたことになります。ただ、この家に、篤斗がいる気配がないこと、直接、凌介に対しての行動にでていないことから、まだ、計画の実行に踏み切れていないように感じます。
第4話
第4話では、包丁をとぐシーンが存在しました。
包丁を持ったまま、別の部屋に入っていったので、そこに篤斗がいたように見えますが、篤斗は、かがやきの世界の部屋にいると思われるので、ちょっとしたミスリードだと思います。包丁を研いでいたのは、単に料理、ハンバーグをつくるためだと思います。
第5話
第5話では、輝きの土の話を聞くため、電話してきましたが、それよりも重要なのは、凌介を突き飛ばしたシーンです。
ここで初めて、凌介に対して、直接危害を加える行動に出ました。ただ、二宮が助けたとはいえ、確実に凌介を消せる行為ではなかったのは、多少でも、木幡の心に迷いが生じたのかもしれません。
第6話、第7話
第6話では、ニンジンを刻み、ハンバーグを作って、第7話で、そのハンバーグを、篤斗と思われる人物に持っていくシーンが存在します。
回収されたわけではないので、あれが、篤斗だったかどうかは、確定ではありませんが、おそらく、そうなのでしょう。木幡の、この一連の行為は、篤斗に愛着が湧いてきたことを、表現しているように感じます。ハンバーグを、遠くから這うようにして渡しているのは、近づきたいけど近づききれないといった、木幡の心理を描写しているようにも取れました。篤斗を自分の子供のように思い始めているということです。
そう考えると、篤斗の服を、フリマに出した理由も説明がつきます。服を売ってしまうことで、いままでの篤斗を振り払い、新しく、自分の篤斗にするという意味だったのではないでしょうか。
第8話
第8話では、かがやきの世界の信者であることを示唆するシーンが存在しました。教祖にスマホを渡すシーンです。
この段階で木幡は、凌介の事よりも、充のことが厄介で気になっていたように思います。
第9話
第9話では、中盤で、かがやきの世界の信者が、慌てて教祖に何かを知らせるシーンが存在します。このことは、過去の考察で、篤斗がいなくなったことを知らせていたと言いました。
その後の展開からも、真犯人が、篤斗を凌介のもとに送り返したのだと思います。これは、木幡への戒めだと思います。木幡は、第5話で、凌介を突き飛ばして以降、凌介に対して、直接的な行動を起こしていません。それどころか、篤斗に対して、愛着を持ち始めています。計画通りにことが運んでいないことに苛立ちを感じた真犯人は、木幡から、篤斗を奪うことにします。そして、凌介に返すことで、凌介が、木幡から篤斗を奪い返したと思い込ませます。これで、木幡にスイッチが入ったということです。このあと、二宮に、私もそっちに行くと言ったのが、そのことを裏付ける示唆だったのかもしれません。そして、目先の厄介人物だった、充から手にかけたということです。
第10話
第10話では、完全に暴走モードに入った木幡が、吹矢で凌介を狙おうとしますが、不発に終わります。
この段階で、凌介は、自分の息子を奪った人物であり、一度捨てた篤斗を、自分が愛着を持った途端に奪い返された人物ということなので、もう止まりません。
第11話
第11話では、木幡が、篤斗の病室に現れますが、これは、篤斗のことが気がかりで、様子を見に来たということではないでしょうか。もしかしたら、奪い返しに来たとも考えられます。
第12話
そして、第12話では、三度、凌介を消そうと企てます。凌介は、フグ毒で仕留められましたが、そこが病院だったのが幸いしました。ただ、この行動が、木幡にとって、足が付く結果となってしまいました。
第13話
第13話では、完全に、木幡包囲網が張られてしまいます。隠れ家で、凌介の写真に吹矢を打つことしかできなくなってしまいました。
ここで、2点触れておきます。まず、冷凍遺体と篤斗を送った荷物に、木幡の指紋が付いていた件ですが、これは、真犯人が、付着させたのだと思います。わざとらしく指紋が残っていたことについては、その時の考察でも触れましたが、こういう展開になると、やはり偽装の可能性が高そうです。
もう1つは、木幡の部屋に、子供のものが買い揃えられていた件です。篤斗がこの部屋にいなかったことは、ハンバーグのシーンからも明らかですし、使われた形跡も一切ありませんでした。木幡の、子供が生きているという妄想によるものでしょうか。それが一番しっくりきますが、買い揃えた時期を見ると、誰かに吹き込まれてやった可能性が高そうです。おそらく、この計画が実行される前に、真犯人が木幡に、息子が生きて戻ってくるといったことを、吹き込んだのではないでしょうか。木幡は、よろこんで買い揃えましたが、思っていた通りにはならなかったということです。
まとめ
木幡のターニングポイントとなったのは、やはり第9話でしょう。正体が明かされた回ということもありますが、そのトリガーとなったのは、篤斗が凌介にもとに返されたことです。そこから、暴走モードに入りましたね。
ただ、行動自体はめちゃくちゃな木幡ですが、子供に対しては、純粋な心を持った人物のように感じます。そういった点から、子供を箱詰めにして送り付けるという行為は、木幡にはできないのではないかと思いました。そう考えた時に、真犯人としては、子供を利用して、木幡を操るという計画が、一番効率が良いと考えたのではないでしょうか。
現状、木幡は、追い込まれた状況にあります。これは、あの人物がたたされた状況と同じです。林です。そうなると、この先の展開で見えてくるのが、木幡の離脱です。もしかしたら、14話、15話の最後あたりで、木幡が離脱するシーンが存在するかもしれません。篤斗に愛着を持ってしまった木幡が、篤斗をかばって離脱というシーンがあるかもしれません。
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以上、「ドラマ【真犯人フラグ】キャラ別考察 木幡由実(バタコ)、子供への純粋な思いを利用され、操られていた女」について、考察してみました。
木幡の離脱が懸念されるため、緊急で、木幡のキャラ別考察をしてみました。ただ、離脱するとなると、ある程度、回収されると思うので、この考察が、即破綻という可能性もあります。みなさんは、このキャラ別考察から、木幡に対して、新たな気づきを得ることができたでしょうか。