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ドラマ【VIVANT】第8話考察 土地購入は日本難民救済のため、そして、ベキはノコルに疑念を抱いている

日曜、21時からTBS系列で放送されているドラマ、VIVANTの、第8話で気になった点について、考察してみたいと思います。

YouTubeにも動画投稿していますので、チャンネル登録していただき、みなさんと一緒に考察できたら、とてもうれしいです。

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ノコルは乃木の目を一切見ない

前回の考察で、乃木とノコルが繋がっているのではないかという指摘をしました。

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第8話での2人のやり取りを見る限りでは、その可能性は低そうな感じがしますが、繋がっていればいるほど、仲たがいしているように見せるものです。

特に気になったのが、ノコルが、乃木の目を一切見ないことです。

会話の中で、相手の目を見ない行動は、相手に隠し事を悟られないためというのが一般的です。ただ、こういった状況下では、下手にアイコンタクトを取ることで、周りに関係を気づかれてしまう恐れがあります。そのために、あえて目を会わせないようにしているということです。
そういった、2人の関係を見ていくうえで、今回気になったのが、冒頭での、黒須を使って乃木を試すシーンです。

もし、ノコルが銃を交換しなかったら、どうなっていたでしょう。

ベキが途中でやめさせないかぎり、黒須を撃つはめになっていたように思います。それを回避できたのは、ノコルが銃を交換してくれたおかげです。
仮に、ノコルが、乃木に黒須を撃たせないためにやったとしても、1発目で当ててしまう危険もあったと思います。しかし、そこは、乃木の重さを量れる能力で回避することができます。

逆に言えば、ノコルが、その能力を熟知していたからこそ、1発だけ弾が入った銃を渡すことができたのではないでしょうか。もちろん、たまたま、ノコルが銃の交換を思いつき、たまたま、その銃には1発だけ弾が入っており、たまたま、乃木に特殊能力があったから回避できたという可能性もあります。ただ、乃木とノコルの繋がりに、可能性がある以上、もう少し追い続けていきたいと思います。一抹の不安は、ノコルが乃木の目を一切見ないのは、すでに、乃木を裏切っているからなのではという点でしょうか。

黒須の安否

前回の考察で、黒須に関しては、別班の裏切り者ということを指摘しましたが、見る限りでは、そういったしぐさは一切見せませんでした。

そうなると、裏切られたのは黒須のほうということでなのしょうか。結論から言うと、乃木は、作戦のため、裏切ったふりをしているので、敵を欺くには、まず味方から的な意味合いだと思います。
そうなると、黒須の安否が気になります。黒須が牢屋から連れていかれたのが、乃木のDNA鑑定の結果が出た直後です。

つまり、ベキたちが、乃木は本当に別班を裏切ったと確信した直後ということです。もし、黒須を生かしておいた理由が、乃木の近くに置いておくことで、何かしらの情報を得られることを期待していたのであれば、この時点で、黒須は用済みということになります。そうなると、黒須は、すでに殺害されているのでしょうか。その可能性もあります。
あるいは、取引要員として生かしているかもしれませんし、乃木への復讐心を利用しようと企てている人物がいるかもしれません。いずれにせよ、生かしておく明確な理由がない限り、黒須はすでに殺害されていると思います。

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テントという組織の実態

今回、テントという組織の実態について、詳細な内容が明らかになりました。
結局、孤児の支援活動のために、テロや誤送金で金を集めていた組織ということでした。

テロが先か?孤児が生まれるのが先か?
まるで、卵が先か?鶏が先か?といった、因果性のジレンマのようなことをしていますが、3年前から、金集めに力を注ぐようになったことが明らかになりました。どうやら、その金で、土地の購入に励んでいるようですが、これにはどういう理由があるのでしょう。
ポイントとなってきそうなのが、日本襲撃計画と民間軍事会社です。
テント自体、テロを行う意思はなく、あくまでも、金のためで、実際にテロを行うのは、テントが仕切る民間軍事会社です。

つまり、日本襲撃計画があったとしても、それは、テントの意思ではなく、依頼を受けて行うということになります。
そうなると、バルカ政府が、日本襲撃計画を企てているということでしょうか。バルカ政府の人間で、登場しているのが、外務大臣のワニズだけという点は気になりますが、話の流れ的にはそうなります。

あるいは、もっと別の、大きな組織という可能性もありますが、現状、そこまで深掘りするのは、控えておきたいと思います。
ただ、ベキが日本をどう思っているかにもよりますが、もし、愛国心があるのであれば、依頼を断ることもできるのでは。

その辺の事情については、実際に行われている、ロシアとウクライナの戦争を見れば、よくわかると思います。
最近話題となった、民間軍事会社、ワグネルの創設者とされる、プリゴジンの死亡。これは、依頼元である、ロシアに反旗を翻したことが原因とされています。つまり、断れば、報復の恐れがあるため、断れないということです。あるいは、断り続けてきたけど、断り切れない状況が迫りつつあるということなのかもしれません。

そうなった場合、日本を救済する1つの手段として、日本難民を全員受け入れられるような場所を、確保しようとしているのではないでしょうか。購入した土地を見ると、大体、日本の3分の1ぐらいの広さに相当します。

日本難民を全員受け入れるとなると、日本の半分ぐらいの広さは欲しいところです。
日本の危機が迫っていると同時に、土地の確保を急がなければならない、そういった状況が、野崎達が言っていた、何かに急かされているに繋がるように感じます。

ただ、そうなると、問題なのは、黒幕の存在です。
バルカ政府なのか、別の組織なのかはわかりませんが、日本襲撃をテントに依頼したとなると、それに準ずる黒幕がいるはずです。しかし、現状、その部分は全く見えていません。長野や寛道をあてがうには、何か筋違いな感じがしますし、これから新キャラが登場するというのも、考えづらいです。

そういう点から、本作では、テントの日本襲撃を阻止するところまでが描かれ、黒幕を交えたその先の話は、続編でということも考えられそうです。

ベキはノコルに疑念を抱いている

児童養護施設での、お米のくだりで、ベキは、乃木の特殊能力について知ることになります。

おそらくベキは、この能力が、黒須の一件でも使われたことに、気づいたのだと思います。つまり、銃に弾が1発しか入っていないことを知っていたから、2発目もためらわずに撃てたということです。
この時、ベキは、乃木が別班を裏切っていないことを悟ったのかもしれません。

もともと、乃木が別班を裏切っていないということは、ベキとしても、想定内だったはずです。ただ、別班を裏切っていたとしても、仲間だった黒須を撃つのは忍びないという思いから出た行動ともとれます。そこで、ポイントとなるのが、最初に触れた、ノコルの行動です。
ベキは、乃木が特殊能力を使って、黒須を救ったことよりも、銃を交換して、そのことが可能になるような状況に持っていった、ノコルのことを疑ったのではないでしょうか。

そうなると、ノコルは、テントの裏切り者なのでしょうか。

ノコルに関しては、乃木と繋がっているとか、テントの裏切り者だとか、いろいろな側面が見えていますが、あまり、頭のいいキャラとしては描かれていないように思います。
乃木と繋がっていたけど、嫌気がさして裏切る、ベキを父親として慕い、仕えてきたけど、本当の息子、乃木が現れたことで、嫌気がさして裏切る。そんな、ノコルのやさぐれ行動が、今後の展開を左右するような気がします。

以上、「ドラマ【VIVANT】第8話考察 土地購入は日本難民救済のため、そして、ベキはノコルに疑念を抱いている」について、考察してみました。
第8話は、説明のくだりが多く、何となく、時間の使い方がもったいなかったように感じました。野崎達、公安の動きもほとんどなく、別班のその後の状況も、あまりえがかれませんでした。ノコルが色白な理由も、はっきりとわかりませんでしたし、ちょっと停滞気味の第8話といった感じでした。

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