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壬生の正体
ドラマ冒頭から、謎の男として登場してきた、壬生正雄。
しかし、ドラマが開始してから、6分30秒で、正体が明らかになりました。壬生は、元衆議院議員の、北見茂です。
これって、顔が同じなので、バレバレなんです。意図的なのか、クオリティーが低いせいなのかはわかりませんが、北見と言えば、前作の大病院占拠で、長門知事と播磨 院長の会話に出てきた政治家です。あの事件に関わった件で、保釈中でしたが、逃亡したようです。逃亡期間がどれくらいなのかはわかりませんが、空港に現れたということは、海外逃亡を企てていたのだと思います。
その手引きをしているのが、このメールを送った人物です。
この人物は、一体、誰なのでしょう。一見、謎の人物のようにみえますが、実は、これもバレバレです。メールアドレスを、逆から読んでみてください。なんと、弁護士の米沢秀夫です。
これも、意図的なのか、クオリティーが低いせいなのかはわかりませんが、壬生こと、北見と、米沢が繋がっていることは明らかです。
しかし、壬生は、偶然、この事件に巻き込まれたのでしょうか、それとも、壬生を巻き込むことが、獣グループの目的だったのでしょうか。前回のキャスト考察で、鼠の獣は、米沢ではないかと考察しました。
詳細は、そちらの考察を見ていただければと思いますが、もしそうだとすると、壬生を巻き込むことも、計画の1つだった可能性が高いです。そうなると、獣グループの動機は怨恨で、そのターゲットの1人が、壬生こと、北見ということになってきます。
獣グループ内の関係性
獣グループの行動から、鼠と犬を除いた10人の、それぞれの関係性について、いくつか見えてきた点が存在します。
まず、牛が猪に対して、「あんた」と言っているので、この2人は夫婦です。
そして、羊と兎が連れ添って行動していることから、姉妹、あるいは、同性愛カップルの可能性が高いです。
後者だとしたら、今の時代っぽい感じがします。その点については、後ほど、もう一度触れたいと思います。
猿と鳥については、はっきりとした関係性は見えませんでしたが、爆死させられた、鶴田と鹿野の知り合いだと思います。
その映像を見ていて、動揺している感じでした。鶴田と鹿野には、実刑処分が下されていることから、刑務所仲間、あるいは、闇バイト仲間という可能性もあります。
こちらも、後者だとしたら、今の時代っぽい感じがします。4人とも、世代が同じような感じなので、十分、可能性はあります。
ここで、キャストについても、少し触れておきます。エンディングのスタッフロールで、単独で表記されているのは、龍、羊、虎、蛇の4人だけで、他のキャラは、3人一組で表記されていました。
つまり、前者4人に比べて、後者6人は、格付けランク的に、3人で一人前レベルということです。
そんな中で、身体的特徴から、確定的となった人物が1人います。それは、鳥の獣です。
冒頭で、空港内の交番に現れた時に、顎の部分が映りますが、向かって左側にほくろがあるのがわかります。
これと、全く同じ位置にほくろがあるのが、この方、山谷花純さんです。
放送開始前におこなった、キャスト考察でも、候補としてあげていました。
ニンニンピンクだけでは、知名度的にどうなのかということで、本命視できませんでしたが、3人で一人前レベルの格付けランクということであれば、十分、条件を満たしています。
ほくろという点では、目の上のほくろがポイントだった、馬の獣は、カミナリのまなぶであることが確定します。
演技は素人なので、ノーマークでした。
他にも、髪型や口の感じから、ほぼ確定的といった獣もいますが、細かく振れるのは控えたいと思います。
というのも、ドラマが始まった以上、本編の内容についての考察を重視していきたいので、キャスト考察は、他の考察屋の方たちにお任せしたいと思います。
獣のメンバーに女性が多い理由
男性だと思っていた、龍の獣ですが、どうやら、女性の可能性が高くなってきました。
そうなると、龍、蛇、鳥、羊、兎、牛と、10人中、6人が女性という、武装集団としては、ちょっと異例な感じになります。隠れている犬の獣も、女性のような感じなので、そうなると、12人中、7人が女性ということになります。この、女性偏見型のメンバーというのが、今回の計画に大きな意味をもたらしているように思います。
ずばり、獣グループの計画の根底にあるのは、女性差別に対する恨みや怒りです。具体的には、セクハラ、DVといった、性的搾取につながることや、女性の貧困、パワハラ、要職割合の低さなどの、ジェンダーバイアスのことです。先ほど触れた、羊と兎が同性愛カップルだということも、ここに繋がってくるということです。
だれが、どのような被害を受けてきたかというところまでは、現段階ではわかりませんが、そのことに対する復讐が、今回の計画の根底にあるのだと思います。
そうなると、今回、壬生が計画に巻き込まれたことが、大きなポイントとなってきます。
壬生こと、北見は、政治的権力を持っている人物です。その北見と、接点がある人物が、武蔵の姉で、神奈川県議会議員の二葉です。
そういえば、二葉が現れた時に、妙に避けるようなしぐさを見せていました。
顔見知りだから避けたという捉え方もできますが、すでにニュースで顔が公になっている状況で、一個人を避けるというのも変な感じです。そう考えると、単なる顔見知り以上の関係性が存在することが伺えます。先ほど言った、ジェンダーバイアスです。もしそうだとすると、二葉も、獣グループのメンバーということも考えられます。
まだ現れていない、犬の獣は、もしかしたら、二葉なのかもしれません。
三郎の兄
三郎と二葉には、健一という兄がいることが明らかになりました。
兄の存在については、ドラマ紹介動画の中でも触れましたが、やはり関わってきました。
注目したい点は、年齢です。健一は54歳、二葉は47歳と、4歳しか年が離れていませんが、三郎とは13歳、年が離れています。
ありえる年の差ではありますが、あえて、このような設定にしていることから、三郎は、2人と血のつながりがない可能性があります。もしそうだとすると、大病院占拠の主犯格が入っていた孤児院が、三郎出生の秘密に関わってくるかもしれません。
いずれにせよ、年の差兄弟ということと、健一の失踪が、今回の事件に関わってくる可能性が高いです。
裕子を襲う謎の男
今回は、事件とは関係ない位置に存在する裕子ですが、なぜか、謎の男に襲われました。
こっそり、発信機のようなものを仕込まれていました。
怪我をしている状況でも、そのことを最優先にしていることから、裕子の位置を把握しておく必要のある人物ということになります。これらのことから、謎の人物の目的は、裕子を守ることではないでしょうか。発信機は、護衛対象を見失わないため、怪我は、刺客から裕子を守る過程でのものということです。
これが、空港での事件と、どう関わっているのかは、現段階ではわかりませんが、謎の男は、獣グループ側ではない可能性が高そうです。
駿河の本性
第1話の最後で、蛇の獣の正体が明かされましたが、やはり、駿河でした。
まあ、既定路線といった感じでした。ただ、早々に正体を明かしたということが、2つの可能性を生み出したように思います。1つは、定石通り、獣グループの一員として、犯罪に加担しているというケースです。もう1つは、潜入捜査として、獣グループに潜り込んでいるケースです。
そもそも、駿河は、大病院占拠の最後で、鬼グループに関与していたような描写があったことから、前者の可能性のほうが高そうです。
その部分に関しては、まだ謎なので、何とも言えませんが、この計画の動機が、女性差別にあるとしたら、1年前の結婚が気になるところです。
夫からのDVです。駿河が、DV被害に悩んでいて、それが、もっと根深い事象に発展していたとしたら、今回の計画に加担した理由になり得ます。
ただ、そうであるのだとしたら、わざわざ、最初から、三郎に正体を明かす必要性が見当たりません。
まあ、演出の1つという捉え方もできますが、最初に、駿河が悪人という印象を植え付けておいて、実は警察側だというサプライズも、視野に入れておきたいと思います。
以上、「ドラマ『新空港占拠』第1話考察 壬生と米沢の関係、そして、獣のメンバーに女性が多い理由」について、考察してみました。
前作同様、物語の奥深さはありませんが、漫画的な面白さは健在で、期待通りといった感じでした。第2話以降も、考察を続けていきますので、引き続きお付き合いいただければと思います。
ちなみに、前回のキャスト考察でも触れましたが、やはり久留米は、ただの不倫キャラのようです。