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裕子の犯した罪
裕子の犯した罪とは、大方の予想通り、VIP患者優先主義によって、百花が亡くなったことでした。
まあ、裕子が判断したわけではないので、完全な逆恨みですが、そのVIPというのは、新空港促進協議会の会長を務める、丸亀という男で、この男も、山猫に仕えるメンバーの一員ということです。
大河がデータを盗み出したのは、この男の事務所からで、綾部に処理するよう指示していたのは、大久保ということでした。
そうなると、これまで考察してきた、綾部に指示を出していたのは、山猫に仕える犬の獣というのは、違っていたということでしょうか。
すべての指示を、大久保が出していたとなると、そうなりますが、その辺は、まだ明確になっていないので、今後の状況を見守りたいと思います。
獣内の裏切り者
獣内の裏切り者は、浜松姉妹を筆頭に、松長、重原の4人でした。
裏切りの理由は、殺さずのやり方に不満を持ち、大河のやり方に同調したということでした。
前回の考察では、重原の妊娠を理由に、丹波親子が離脱を試みるのかと思いましたが、完全に、考察の観点がずれていました。
できれば、7話の最後で、鼠と通じる裏切り者が存在するという振りが欲しかったところです。
裏切り者の特定についても、特に伏線が存在していたというわけではありませんでした。
そういった点からも、このこと自体が、あることの伏線要素になっているのではないかと思います。それが、重原の妊娠です。
瀬奈・直樹・大河の三角関係
重原の妊娠については、考察でも、二転三転してきました。
最初は、大河の子ではないかと考察しましたが、重原の大河に対する態度から、やっぱり直樹ではないかという結論に達しました。
しかし、重原が裏切り者で、大河側についていたとなると、話は変わってきます。2人に接点があったということは、やはり、大河の子である可能性が高そうです。
百花の死という、共通の目的を持っていながら、全く、接触する様子がなかったのも、そのことの伏線と言えるかもしれません。
ただ、直樹の存在も、忘れてはいけません。
おそらく、重原の気持ちは、すでに、直樹に傾いているのではないでしょうか。
そのことは、次回起こる、ある事件をきっかけに、明かされるのだと思います。
獣撃たれる
次回予告から、獣グループの誰かが、撃たれることが明らかになりました。一体、誰が撃たれたのでしょう。
そのことは、撃たれた人物の手袋から推測することができます。黒い色の手袋をしています。
その時点で、松長、堀江、奏、大河の4人は除外されます。
詩も、手の甲にマークがついているので、違います。
そして、手袋をよく見ると、手の甲の部分に、プレート状のものが付いているのがわかります。駿河姉妹、重原、掛川の4人は、黒い手袋ですが、プレート状のものは付いていません。
そうなると、残されたのは、丹波親子ということになります。
しかし、指の大きさから、撃たれたのは、直樹の可能性が高いです。「なんで撃った!」と叫んでいるのは、おそらく、重原ではないでしょうか。
つまり、このタイミングで、重原によって、妊娠のことや、直樹への思いが語られるということです。
銃の形状からいって、撃ったのは、駿河紗季だと思います。直樹は、助かるのでしょうか。そこで登場するのが、裕子です。
大河が愛した重原、その重原が、本当に愛した直樹を、裕子が救うことで、囚われの身だった裕子は、解放されるのではないでしょうか。
犬の獣の正体
犬の獣の正体は、再三、考察で言ってきた通り、岩槻でした。まあ、こちらも、既定路線といった感じですが、岩槻が獣になった理由とは、一体、何なのでしょう。
その点については、後ほど触れるとして、気になるのは、冒頭でも言ったように、綾部に指示を出していたのかという点です。今のところ、山猫側と言うより、完全に、獣側と言った感じではあります。今後の状況次第ということもありますが、そのあたりも含めて、岩槻が獣になった理由で触れたいと思います。そのことを考察する上で、駿河姉妹と、武蔵健一について、深掘りする必要があります。
健一は失踪後も生きていた
これまでの考察で、武蔵健一は、駿河姉妹の父親ではないかと言い続けてきました。
もし、そうだとすると、健一が失踪したのは、駿河姉妹が生まれた、すぐ、あとということになります。サクランボのヘアゴムを、形見として持っていることから、生まれたあとということは、確かでしょう。
ただ、1つ引っかかる点は、生まれたばかりの赤ちゃんに、ヘアゴムをプレゼントするかという点です。まだ、毛も生えそろっていないような赤ちゃんに、プレゼントするものではありません。
そうなると、このヘアゴムをプレゼントしたのは、ある程度、月日が経ってからという可能性が出てきます。つまり、健一は、殺害されたのではなく、本当に失踪していたということでしょうか。
今回、はじめて、回想シーンに、健一が登場してきました。とても、正義感が強い人間だということがわかると同時に、陸奥建設の仕事に携わっているということも明らかになりました。
このことから、健一は、陸奥建設の悪事を告発しようとして、逆に、命を狙われるはめになったのではないでしょうか。
そのため、自ら、消息を絶ったということです。
駿河姉妹の、子供のころの回想シーンを見ると、サクランボのヘアゴムを付けていないことから、健一は、失踪後も、しばらく生きていた可能性が高いです。
その後、失踪生活の苦しさがたたって、亡くなってしまったのではないでしょうか。少なくとも、3年間ぐらいは、生きていたと思われますが、健一が、失踪後も、しばらく生きていたのだとしたら、あることが考えられます。それは、岩槻の存在についてです。
駿河は姉妹ではなく3姉妹
もし、健一が、失踪後も、しばらく生きていたのだとしたら、新たな子供が誕生していたとしても、おかしくありません。それが、岩槻澪です。
年齢的にも、駿河姉妹とは、2歳差ですし、2人にとって、他の獣よりも、特別な存在のように感じます。PCスキルも、紗季直伝ということが考えられます。
岩槻が獣になった理由が、健一の失踪に関わるということであれば、駿河は、姉妹ではなく、3姉妹という可能性が高いように思います。
そうなると、岩槻は、完全に獣側の人間ということになるので、山猫側のスパイではないということになります。
もしかしたら、逆だったのかもしれません。つまり、山猫側のスパイではなく、獣側のスパイとして、山猫側に潜入していたのではないでしょうか。そういうことであれば、辻褄はあってきます。この点については、現段階では、はっきりしていませんが、綾部への支持が、タイムリーだったことからも、外部の大久保より、内部の岩槻の可能性のほうが高いのではないでしょうか。
MプロジェクトのMはメタンハイドレートのM
前回の考察で、空港開発計画の資料から、メタンハイドレートという、天然ガスを発見したのではないかと言いました。それが、Mプロジェクトです。
この、Mという頭文字からも、メタンハイドレートのことを言っている可能性が高いです。
実は、最初、岩槻が獣になった理由は、父親が採掘作業に関わっていて、有毒ガスや、ガス爆発に巻き込まれて亡くなったからかと思いました。その可能性もありえます。
ただ、健一との直接的な繋がりがない点や、獣グループの最大の目的という点から、観点は、そこではないように感じました。クリーンエネルギーを謳い文句にしていながら、裏では、環境破壊に繋がる事業を展開していたという、地球規模の悪事や嘘が、最大のテーマなのだと思います。
そして、山猫こと、二葉の目的は、このプロジェクトを成功させることで、県議会議員から、国会議員に成り上がることではないでしょうか。
以上、「ドラマ『新空港占拠』第8話考察 サクランボは、失踪後も健一が生きていた証し、駿河は姉妹ではなく3姉妹」について、考察してみました。
おそらく、次回で、健一の行方と、駿河家、武蔵家の関係が、明らかになるのだと思います。いろいろと、繋がりが複雑になってきたので、週中ぐらいに、相関図的なものをまとめられればと思っています。終盤に備えての、おさらい的な意味にもなります。よろしければ、そちらの動画(動画のみ公開)も、ご覧いただければと思います。