ドラマ考察

ドラマ【ペンディングトレイン】最終回考察 隕石は落下したのか?パラレルワールドの概念は?ドラマ総括しています

金曜、22時からTBS系列で放送されているドラマ【ペンディングトレイン】の、最終回で気になった点について、考察してみたいと思います。

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Contents

隕石の行方

前回の考察では、直哉達が未来から戻ってきたことが、過去の歴史に影響を与え、隕石の軌道がずれるのではないかと言いました。

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しかし、結果的には、米澤の動画をきっかけに、国が対策に本腰を入れたことで、隕石の軌道をずらすロケットを打ち上げるという流れになりました。

まあ、現実的な対応策が取られましたが、個人的には、せっかくタイムスリップの要素を盛り込んだのだから、未来が変わると過去も変わるという、「逆行性」を取り入れてほしかったところです。
その、隕石の軌道をずらすロケット打ち上げですが、成功だったのか失敗だったのかは、明確には描かれませんでした。ただ、蓮見教授の安堵の表情から、成功したようです。

ドラマ全体の重要な要素である隕石の落下を、このように、ぼかした形で締めくくるというのは、個人的には好きではありません。おそらく、制作側としては、隕石が落ちる落ちないはどちらでもよく、そこに至るまでの過程を重視しているということなのだと思いますが、ちょっと残念な感じがしました。
結局、隕石は地球に落下しなかったということになります。ただ、そうなると、いくつかしっくりこない点が存在するので、それについては、随所で触れていきたいと思います。

米澤が送ったタイムカプセル

米澤が、田中宛にタイムカプセルを送っていましたが、それは、見事に、田中に届いていました。

ここで、1つ疑問に思うのが、パラレルワールドの概念です。
隕石の落下を回避できたのなら、パラレルワールドの概念から、田中にタイムカプセルが届くことはありえません。この点については、捉え方によって、いろいろな解釈が生まれると思います。
先ほども言ったように、隕石の落下を回避できた時点で、田中にタイムカプセルが届くことはありません。しかし、その前段階で、米澤がタイムカプセルを送っていたので、届いても問題ないという捉え方もできます。

あるいは、隕石の軌道をずらすロケットを準備している段階で、すでにパラレルワールドの概念は適用されるという捉え方もできます。

この点に関しても、制作側としては、どうでもいいことで、要は、米澤が送ったタイムカプセルが田中に届くという、感動的な事実を見せたかっただけだと思います。
ただ、隕石は地球に落下しなかったという結論からすると、その前段階で、米澤がタイムカプセルを送っていたので、届いても問題ないという解釈が正しいように思います。

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第1話冒頭のシーン

第8話の考察でも深掘りしましたが、第1話冒頭での、紗枝が赤ちゃんを抱いているシーンについての経緯が明らかになりました。

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経緯というか、結局、あまり意味のあるものではありませんでした。避難するために、紗枝、和真、小春の3人で待ち合わせをしているのですが、なぜか 小春の行方がわからなくなり、なぜか紗枝が 小春の赤ちゃんを抱えているという状況が発生していました。

結論から言ってしまうと、赤ちゃんは、第1話の冒頭で、視聴者を釣るための道具でしかなく、その設定を作るために、不可解な状況が発生してしまったということです。

あそこで紗枝が、 小春の赤ちゃんを連れまわす必要は、全くありませんでした。

しいて言えば、子どもは未来の象徴という意味でしょうか。エンディングでも、それを匂わす変な映像が出ていましたが、蛇足感は否めませんでした。

ドラマの総括

ぼかした形ではありましたが、隕石の落下は回避でき、ハッピーエンドという結末ではあったようです。

そこに至るまでの過程で、いろいろな人間関係が描かれており、よかったように思います。ドラマの構成も、現代に戻って終わりということではなく、現代に戻ってからのことも描かれたのが、その辺に繋がった感じもします。ただ、制作側が伝えたいことを全面に出す一方で、そこに関係しない要素については、なかったことのようにポイ捨てされてしまった点が引っかかりました。
山本を筆頭に、6号車の乗客については、何も触れられませんでした。

未来で起こった、毒木の実の件や、3人組が奪ったカバンの件、車内から消えた乗客についてもそうです。

パラレルワールドの概念も、わざわざ加藤に説明させておきながら、そのことはどうでもいいような扱いになっていました。
ドラマ全体の構成や展開、人間関係的な要素の描き方などはよかったのですが、そういった、制作側のご都合主義的なポイ捨てが、終盤に行くにつれて目に付くようになった点は、とても残念でした。
もう1つ気になった点が、「8時23分明日君と」というタイトルの回収についてです。

結局、避難する日の待ち合わせ場所と集合時間という意味でした。
この時間は、物語が始まるきっかけとなった時間であって、そこに原点回帰させることで意味を持たせることができるのに、ただの集合時間というのは、あまりにも無意味な感じがしました。

これなら、前回の考察で言ったように、隕石を回避できた次の日に、あの場所、あの時間に再開するというほうが、意味があってよかったです。
もし、隣の六町駅のホームで、紗枝と直哉が再開したシーンが、8時23分だったのだとしたら、駅も違うし、時間もはっきりしないという点から、わかりづらかったという印象しか与えていません。

もう少し、設定や見せ方をうまくして、感動的なシーンにしてほしかったようにも思いました。
このドラマを採点するとすると、100点満点中、何点でしょうか。ずばり、75点といったところでしょうか。

以上、「ドラマ【ペンディングトレイン】最終回考察 隕石は落下したのか?パラレルワールドの概念は?ドラマ総括しています」について、考察してみました。
ドラマ、ペンディングトレインの、考察をご視聴していただき、ありがとうございました。
7月期も、以下のようなドラマの考察をしていく予定なので、7月以降もお付き合いいただけたらと思います。

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