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ドラマ【unknown】第6話考察 虎松のフラッシュバックの矛盾、そして、式場での庭月の違和感

火曜、21時からテレビ朝日系列で放送されているドラマ【unknown】の、第6話で気になった点について、考察してみたいと思います。

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YouTubeにも動画投稿していますので、チャンネル登録していただき、みなさんと一緒に考察できたら、とてもうれしいです。

虎松の記憶の混濁

今回、虎松が宗像家を訪れ、父親の一条を発見するまでの経緯が描かれました。

これまでにも、フラッシュバックのような形で、断片的に登場はしていましたが、一連の流れが描かれたのは初めてです。

そのフラッシュバックと、今回の経緯を見比べてみると、いくつか矛盾している点が存在します。
ひとつは、長女の体勢です。
長女は、仰向けで、右手を上に伸ばし、左手はそのままの状態で横たわっていました。

しかし、フラッシュバックでは、左手をおなかの上に載せており、右手の伸び具合も変わっています。

よく見ると、写真や花瓶の欠片の位置も違っています。

もちろん、撮影上のミスという可能性もありますが、左手の位置の矛盾は、意図的なものを感じます。
もうひとつは、テレビの映像です。
テレビには、料理番組の映像が流れていましたが、いくつかのシーンが存在していました。カリフラワーの茎をカットする、最初のシーンから、料理の完成シーンまで存在しています。

料理番組が放送されていた時間は、おそらく、10分から15分といったところだと思います。つまり、料理の開始から完成までの記憶が存在しているということは、10分から15分の時間の経過を意味します。それだけの長い時間、虎松は現場にいたということでしょうか。入室後、すぐに一条を発見しているので、それはないと思います。そうなると、考えられるのが、虎松は、宗像家を、2度訪れたというケースです。経緯としては、こうです。
虎松は、何も知らない状態で、宗像家を訪れ、惨劇状態を目の当たりにします。

恐怖にかられた虎松は、一旦、その場から離れ、逃げ出したのだと思います。この時の記憶では、長女の左手は、おなかの上に乗っており、テレビには、カリフラワーをカットするシーンが映し出されていたということです。
そして、宗像家から逃げ去る虎松の姿を、一条が目撃したのではないでしょうか。気になった一条は、宗像家の様子を伺うため、部屋に入り、あの光景を目撃したということです。一条は、被害者の生死を確認すると同時に、虎松の犯行ではないかということが、頭をよぎったのではないでしょうか。長女の体勢が変わっていたのは、一条が生死を確認した時に動かしたからでしょう。

そして、数分後、冷静さを取り戻した虎松は、再び、宗像家の様子を見に、部屋に戻ったのだと思います。そこで目にした記憶が、体勢が変わった長女の姿と、料理が完成した番組の映像だったのではないでしょうか。
そういう経緯であれば、虎松の記憶が混濁していた点も納得できますし、お互いがお互いの犯行だと思い込んでしまう状況と言えるかもしれません。
この経緯の裏付けとなりそうなのが、一条が、土足で部屋に入っているという点です。

一条が犯人ではないとすると、土足で部屋に入り込むというのは、よっぽどの警戒心をいだいていたのだと思います。虎松が、血相変えて家から逃げていくのを目撃したのなら、それぐらいの警戒心をいだいていてもおかしくありません。
そうなると、当然、別に犯人がいるわけですが、その可能性を示唆する要素も存在していました。それは、部屋の窓です。

事件が起こったのは、2月という冬の寒い時期です。それなのに、部屋の窓が開いているというのは、おかしな話です。もしかして、犯人が窓から逃げたからでしょうか。そう考えると、辻褄が合います。
犯人が誰かという決め手は、今回の経緯からは見出せませんでしたが、前回の考察で言った通り、庭月ではないかと思っています。

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根拠など、詳細については、前回の考察をご覧いただければと思いますが、次回予告では、このようなシーンが存在していました。

庭月が、一条について、何か語っていそうです。もし、このシーンで、庭月と一条が同じ高校の教師だったことを話し、一条の犯行の動機のようなものを語ったとしたら、ますます庭月が怪しくなってきます。

ここで、お礼の告知です。
今回取り上げた、長女の体勢と、テレビの映像の矛盾については、前回の動画を視聴してくださった、ゆみぞうさんから、ツイッターのメッセージでいただいた情報です。

貴重な情報、ありがとうございました。本人の了解を得て、今回の考察のネタとさせていただきました。このような情報を、動画のコメントや、ツイッターのメッセージでいただけると、より考察が盛り上がり、うれしく思います。

式場での庭月の違和感

虎松とこころの結婚式のシーンで、庭月に、ちょっとした違和感を感じました。
庭月は、梅と聖夜の3人で、受付を担当していました。その受付のシーンです。

3人で担当していたはずの受付が、聖夜1人だけになるシーンが存在していました。

梅は、大五郎と一緒に、虎松の所にいっていたので、いなくなったのは納得ですが、なぜ、庭月までいなくなっていたのでしょう。

そのあと、一条らしき人物の足が映し出されていたことから、一条と庭月が接触していた可能性があります。

もし、庭月が宗像家事件の犯人だとしたら、一条が生きているというのは、かなりやばいことです。再び事件を蒸し返される恐れがあり、自分の関与が明るみに出る可能性があります。そうなる前に、一条を消してしまおうと、計画してもおかしくありません。本来、計画していたのは別の人物の殺害だったところに、急遽、一条が現れたため、計画の変更を余儀なくされたという可能性もあります。
その、本来の計画というのは、蝙蝠が4つ書かれていたことから、闇原家の4人を狙っていたということでしょうか。

おそらく、そうだと思います。しかし、計画の変更を余儀なくされ、一条を殺害し、同時に、その罪をこころにな擦り付けることで、闇原家への犯行としたのではないでしょうか。

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南十字の違和感

これまで、庭月犯人説で考察を続けてきましたが、南十字についても、いくつか気になる点が存在するので、触れておきます。

ひとつは、第5話で、虎松にかかってきた電話です。

途中で切れましたし、結局、何の電話だったのか明らかにされませんでした。今回、その内容が回収されるかと思いましたが、ノータッチだった点から、虎松を外に出させて、一条と鉢合わせるための布石だったとも考えられます。

今回、家族と買い物をする南十字に、虎松達が声をかけましたが、ここでも、ちょっとした違和感を感じました。

それは、虎松とこころの結婚式を、楽しみにしているという発言です。
この時点では、 会話的に、特に違和感は感じませんが 、結婚式のシーンを見て、改めて感じました。
南十字は、結婚式に出席していません。

会話の後、虎松が怪訝そうな顔をしていましたが、招待していないのに、なんで楽しみにしているんだという意味だったのでしょうか。

もちろん、仕事が忙しくて、欠席しただけかもしれませんが、夜の式だったので、調整は可能だったようにも思います。もし、南十字が犯人だとしたら、結婚式での犯行を暗に予告していたと捉えることもできます。
五十嵐家に来ていた招待状を盗み見していたのも、結婚式の場所や時刻を知らない南十字だとしたら、辻褄が合います。あれは、一条だと思いましたが、その可能性もあります。

もうひとつ、これは、メタ的な観点になりますが、今回、暁が刑事だということが明らかになりました。

前回の考察で、暁は、虎松の元妻だということは指摘しましたが、さすがに、刑事だというのはわかりませんでした。
現状、南十字が指揮をとって捜査している状況で、なぜ、もうひとり、刑事役が登場する必要があるのでしょう。役的にキャラがかぶります。しかし、南十字が犯人であれば、別に指揮をとる刑事が必要になるという意味での登場と捉えることができます。ただ、南十字に関しては、宗像家事件との関りや、一連の吸血鬼事件を起こす動機が見えてこないので、現段階では、犯人の第2候補にとどめておくレベルだと思います。

以上、「ドラマ【unknown】第6話考察 虎松のフラッシュバックの矛盾、そして、式場での庭月の違和感」について、考察してみました。
徐々にミステリーっぽくなってきたので、今回も考察をあげてみました。個人的には、闇原家以外に、吸血鬼や他のモンスターが存在してるという展開は、避けてほしいところです。そうなると、オチもコメディー的展開ということに、なりかねません。あと、犯人当てを告知している点から、宗像家事件と吸血鬼事件の犯人が別人というのも避けてほしいです。

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