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ドラマ【unknown】第7話考察 庭月と加賀美は親子、そして、吸血鬼は、父親に対する恨みの象徴

火曜、21時からテレビ朝日系列で放送されているドラマ【unknown】の、第7話で気になった点について、考察してみたいと思います。

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庭月の言動

これまでの考察で、再三触れてきた通り、やはり庭月と一条は、同じ高校の教師でした。

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そして、思った通り、そのことは、庭月の口から明らかにされました。

庭月は、一条への思いを、虎松に話しますが、その言い回しが、非常に巧みでした。
最初に、一条はいい教師だったと持ち上げておきながら、最後は、モンスターペアレンツのせいで追い詰められていたので、一条の犯行は仕方のないことだという形で、話を締めくくりました。あの言い回しでは、虎松も納得するしかないといった感じでした。

しかし、よく考えると、そんな理由で、あんな犯行を行なうなんて、常識的に考えられません。
そうなると、やはり、宗像家事件は、庭月の犯行で、そのことを、嘘で覆い隠そうとしているということになります。

死人に口なしとは、まさにこのことで、一条が殺害されてから、こういった話が出てきている時点で、宗像家事件の犯人は、庭月でほぼ確定と言えるでしょう。
そうなると、動機は何だったのでしょう。
以前の考察でも言いましたが、20年前なので、同性愛について、問題視されたのかもしれません。もっと深堀すると、庭月が、宗像家の長男に手を出したということも考えられます。聖夜との関係も、教師と教え子という関係なので、それ以前に同じようなことがあったとしてもおかしくないです。

一条殺害の経緯

そもそも、一条が殺害される理由は何でしょう。

吸血鬼事件のターゲットというわけではないでしょうし、そうなると、宗像家事件の真相が漏れることを恐れた、口封じでしょうか。そう考えると、犯人は、自ずと庭月ということになってきます。
もしそうだとして、なぜ、わざわざ、こころに罪をなすり付けるようなことをしたのでしょう。虎松に、宗像家事件と同様のシチュエーションを与えることで、ある効果を期待したのではないでしょうか。

それは、虎松に、こころを疑わせる効果です。宗像家事件で、一条を見た時のトラウマが、同様のシチュエーションで、再燃することを期待したのだと思います。確かに、虎松は、吸血鬼が事件に関与していると思い、こころを疑い掛けている感じでした。

このことは、逆に、こころが虎松を疑うという効果も生み出していました。

一条殺害が、吸血鬼事件の一端ではないとすると、吸血鬼事件の犯人は、別にいるということでしょうか。
宗像家事件、吸血鬼事件、一条殺害を、1つの線で結ぶには、無理があるように思います。ここまでの考察の通り、宗像家事件から一条殺害に続く線と、吸血鬼事件という線、2つの線が関連性を持ちながらも、一度も交わらずに進んでいる状況ではないでしょうか。
そうなると、吸血鬼事件の犯人は、一体、誰なのでしょう。それを解くカギは、世々塚の行動にあるように思います。

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世々塚がとった行動

今回、世々塚が、一条殺害の犯人を目撃していたことが、明らかになりました。

そのことを告げる電話ですが、一体誰にしていたのでしょう。

警察への報告という捉え方もできますが、2人で会って話せるかと言っていることから、犯人が相手である可能性が高いです。そうなると、世々塚が、丁寧な口調で話している点から、犯人は、自分より目上の人間ということになってきます。そういった点からも、相手が庭月だということを裏付けています。
そして、最大のポイントとなりそうなのが、巷ではすでに話題となっている、世々塚が吸血鬼だという点です。次回予告で、世々塚の部屋に、ポテト血ップスがあったというあれです。

ただ、個人的には、少し違った見解をしています。世々塚は、吸血鬼ではなく、狼男ではないでしょうか。

狼男というワードは、巷でも何度か登場していますが、そう考えると、以前から気になっていたことが腑に落ちます。それは、世々塚の服装です。勤務中の世々塚と虎松の服装が、対照的なのが気になっていました。虎松は、いつも、シャツだけの服装ですが、世々塚は、しっかり上着まで着込んでいます。

夏場ではないので、違和感とまでは感じませんでしたが、全身の毛を隠すためということであれば、納得です。タオルを多く持っていたのも、毛を剃る時に大量に使うからという捉え方ができます。肉が大量にあったという点も、吸血鬼だと腑に落ちませんが、狼男だとしっくりきます。
そして、世々塚が発した、犯人は吸血鬼を狙っているという言葉。

仮に、世々塚が吸血鬼だとしたら、いままで狙われていない点も不自然です。今回、世々塚が殺害されたのは、吸血鬼だからというよりも、犯人に迫ったからというほうが強いです。
まあ、世々塚が吸血鬼なのか、狼男なのかは別として、モンスターであることは間違いないでしょう。その世々塚を、ビルの屋上から、勢いよく突き落とすことができる犯人も、また、モンスターの可能性が高いです。犯人、つまり、庭月は、吸血鬼だということでしょうか。庭月が吸血鬼だとすると、吸血鬼事件との関連性で、ある仮説が成立します。それは、庭月と加賀美が親子だという説です。

庭月と加賀美は親子

加賀美は、幼いころから、施設で育ってきました。しかし、その施設に預けられた経緯については、明らかになっていません。

その経緯によっては、親を恨んでいてもおかしくありません。もし、その親が、庭月だったとしたらどうでしょう。庭月と加賀美の親子説は、以前の考察でも触れましたが、話が進むにつれて、その可能性は増してきました。

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その2人の繋がりを象徴するアイテムが、絵本です。
次回予告から、加賀美が育った施設に向かうようですが、「吸血鬼がやってきた」という絵本が登場していました。

絵本と言えば、第3話で加賀美が、庭月の店に置いてある絵本を読んでいました。

庭月の趣味で、店に本をたくさん置いているみたいです。施設に置いてあった、「吸血鬼がやってきた」という絵本は、庭月が、加賀美を施設に預けるときに、一緒に持たせたものではないでしょうか。もしそうだとすると、吸血鬼が、自分を捨てた父親に対する恨みの象徴となっていてもおかしくありません。
そうなると、吸血鬼事件の犯人は加賀美で、父親に対する恨みの象徴である吸血鬼を殺害していったということでしょうか。あるいは、吸血鬼自体ということではなく、子どもに危害を加える大人は吸血鬼だという意味合いなのかもしれません。以前の考察で触れた、まつりがダメな母親だという情報が拡散されたことでターゲットとなったという点にも合致します。

そして、加賀美の真のターゲットは、父親であり、吸血鬼の可能性もある、岩月ということです。

梅はすべてを知っている

庭月の宗像家事件からの一条殺害、加賀美の吸血鬼事件、これらについて、全てを知っている人物が存在します。それは、梅です。

そのことについては、以前の考察でも、少し触れました。その中で、血の付いたタオルは、梅が自ら用意したもので、梅は、犯人を捕まえてほしがっていると言いました。梅は、街の長老でもあり、自ら町の人間を突き出すようなことはできないので、虎松たちに気づいてもらって捕まえてほしいということです。
その、タオルの件と同じようなことが、今回も起こりました。一条殺害時に犯人が着ていたコートが、まつりの店の前に置かれていました。

これも、梅の仕業です。その根拠は、入れられていた袋です。
手提げのビニール袋に、無造作に入れられていました。梅は、結婚式のご祝儀も同じように、手提げのビニール袋に、無造作に入れていました。扱い方が一緒です。

このコートを、どのようにして入手したのかは不明ですが、血の付いたタオル同様、犯人の手がかりを提示することで、犯人逮捕を促しているのだと思います。
庭月については、長年同じ町で暮らしてきたので、知る由があるかもしれませんが、加賀美に関してはどうなのでしょう。そのことは、1話での梅の挙動を振り返ることで、おおよそ見当が付きます。
そもそも、加賀美は、この町に引っ越してきたと言っていることから、加賀美が現れたのは、最近のように思われます。

その加賀美を、街で見かけた梅は、庭月の息子だということに気づいたのではないでしょうか。
注文しておいたコロッケを取りに行かず、家で考え込んでいたのは、そのことだったと思われます。

部屋の電気を換えている時に見かけたのも加賀美で、思わず点灯してしまい、あの火事に発展したということです。

どのように犯行を知ったか、どのように証拠を手に入れたかといったことについては、あえて触れませんが、冒頭で言った、宗像家事件から一条殺害と、吸血鬼事件という2つの線。この、交わらない2つの線を、裏で繋ごうとしていたのが、梅だったのではないでしょうか。

以上、「ドラマ【unknown】第7話考察 庭月と加賀美は親子、そして、吸血鬼は、父親に対する恨みの象徴」について、考察してみました。
全10話だと思っていましたが、どうやら、9話が最終回のようです。次回で、犯人が明かされるようなので、今回の考察が、最終結論ということになりそうです。序盤は耐えながら見てきましたが、中盤から、考察できるような展開になったのはよかったです。おそらく、最終回は、コメディー全開で、騒ぎまくるのだと思うので、個人的には、実質、次回が最終回かもしれません。

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