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ドラマ【unknown】第8話考察 梅が本当に守りたいもの、加賀美の告白の矛盾とコウモリマークの裏の意味

火曜、21時からテレビ朝日系列で放送されているドラマ【unknown】の、第8話で気になった点について、考察してみたいと思います。

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YouTubeにも動画投稿していますので、チャンネル登録していただき、みなさんと一緒に考察できたら、とてもうれしいです。

Contents

吸血鬼事件の犯人

吸血鬼事件の犯人は、大方の予想通り、加賀美でした。世々塚が言っていた通り、狙われた人たちは、みんな吸血鬼だったということでした。

第4話でのこころとのキスが、吸血鬼かどうかを判断するためのものだったというのは、面白かったように思います。実際、直前に血を飲んでいましたし、気づきそうで気づかない伏線でした。

逆に言えば、他の人物は、どのように判断したのかという点が気になりました。特に、まつりに関しては、そういった伏線は皆無でした。

加賀美が、吸血鬼以外殺さないと決めていたと言っているだけに、その確信的根拠が気になりました。
まあ、その辺は置いといて、加賀美がそこまで吸血鬼を嫌う理由は何なのでしょう。前回の考察で、自分を捨てた父親に対する恨みの象徴と言いましたが、その辺も踏まえ、後ほど触れたいと思います。

世々塚の正体

世々塚の正体は、こちらも、大方の予想通り、吸血鬼でした。これに関しては、予告ネタバレな感じは否めませんでした。

その世々塚が、電話をしていた相手は、犯人ではなく、伊織でした。

そうなると、世々塚は、犯人に近づきすぎたため殺害されたということではなく、もともとあの日に殺害される予定だったということなのでしょうか。屋上でのやり取りがはっきりしないので何とも言えませんが、殺害予告が書かれていたことから、おそらくそうだと思います。その辺の経緯については、最終回に、回想シーンで描いてほしいところです。

ちなみに、前回の考察では、大量の肉とタオルから、狼男説をあげましたが、ちょっとすかされた感じです。肉とタオルに関しては、吸血鬼に直結しないので、回収されずに終わるのは、ちょっと解せません。
それに、世々塚が吸血鬼という設定自体、あまり機能していなかったようにも感じました。

まあ、これだけ吸血鬼がいると、吸血鬼の大安売りのように感じてしまう点は否めませんが、第7話のクライマックスに繋げるための設定だったということだと思います。

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梅の自白

梅は、闇原家を襲い、一連の事件は、自分が犯人だと自白しました。

これは、加賀美をかばっての犯行ということなのでしょうか。その可能性が高そうですが、問題なのは、梅と加賀美の関係です。コロッケに毒を入れたのは、梅だと思いますが、そうなると、血縁関係の可能性は、かなり低くなります。

加賀美の犯行を止めるための行為だとは思いますが、身内だったら、さすがに、殺害しようとするというのは考えづらいです。
そうなると、梅は、加賀美が施設にいたころの、施設職員でしょうか。ただ、梅は、古き良き時代の駄菓子屋の店主です。

そう考えると、少なくとも、30年以上は駄菓子屋の店主を続けていると思われます。加賀美がいたころの施設職員というのは、ちょっと無理がありそうです。しかし、加賀美と梅を繋げる接点は、あの施設しかないようにも思います。

そこで、時間軸を、もっと昔にずらして考えてみたいと思います。梅が施設職員をしていたのは、加賀美がいたころではなく、加賀美の父親がいたころだったとしたらどうでしょう。
そういった状況と、加賀美が吸血鬼を嫌う理由を踏まえると、やはり、あの人に辿り着いてしまいます。
それは、庭月源治です。

加賀美の真の動機と3人の関係

加賀美が吸血鬼を嫌う理由は、単に絵本のトラウマというだけではないことは明らかです。

そうなると、吸血鬼は、自分が施設に預けられる原因、さらに言えば、自分の両親がいなくなってしまった原因の象徴だという可能性が高いです。つまり、恨みの対象が吸血鬼ということで、前回の考察では、それが父親ではないかと言いました。加賀美を施設に預けたのは父親ではないかというものです。

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もし、加賀美の父親が施設出身で、その当時、梅が施設職員だったとしたら、梅をつてに、加賀美を施設に預けたということは考えられます。その父親が、庭月だとしたら、加賀美、梅、庭月の3人が、施設を中心として、きれいに繋がります。

しかも、3人の微妙な距離感が、マッチしてきます。
梅が、庭月の過去をいろいろ知っていた点から、2人の距離感が近いようには感じていましたが、庭月が施設育ちということであれば納得です。

先ほども言ったように、梅が加賀美を殺害しようとした時点で、梅と加賀美には、それなりの距離感があったように思います。
ただ、そうなると、なぜ梅は、自分が犯人だと名乗ったのでしょう。加賀美をかばっての行動なら、加賀美を殺害しようとする必要はありません。梅が本当に守りたかったのは、庭月で、加賀美を殺害し、自分が犯人だと名乗ったのは、贖罪の意味ではないでしょうか。
庭月の何を守りたかったのでしょう。それは、宗像家事件が蒸し返されることです。

加賀美は、宗像家事件の犯人が、一条ではなく、自分の父親だということを知っていたのだと思います。その証拠に、一条を殺害したことを振り返る時に、俺は、何の罪もない普通の人間を殺してしまったと言っています。

宗像家事件のことは、加賀美も知っているので、一条を、「何の罪もない普通の人間」と呼ぶのは矛盾しています。

つまり、加賀美が庭月に辿り着いてしまうこと、宗像家事件のことが蒸し返されることを恐れての行動ということです。そして、ここまで事件が発展してしまったのは、全てを知りながら、何もできなかった責任から、自分に対して、贖罪の意味での行動とも言えます。

血の付いたタオルや、レインコートを虎松に託したのも、梅なりの精一杯の行動だったということです。
1つ気になっているのが、第8話では、宗像家事件の話に全く触れられませんでしたが、すでに回収済みということではないでしょうか。おそらく、それはありません。なぜなら、暁凛が動いているからです。

宗像家事件が、一条の犯行で終息するのであれば、暁の存在理由がなくなります。一条が犯人ではないということによって、暁が、これまでこの事件を追ってきたことに意味が出てきます。

コウモリマークの裏の意味

ツイッター上でウケが良かったので、こちらでも取り上げておきたいと思います。
犯行予告で描かれていた、コウモリマーク。

実は、これを逆さまにすると、庭月の髪型になります。

コウモリだけに、逆さまにすることで、真実が見えてくるということです。

以上、「ドラマ【unknown】第8話考察 梅が本当に守りたいもの、加賀美の告白の矛盾とコウモリマークの裏の意味」について、考察してみました。
吸血鬼事件の犯人が加賀美、梅はすべてを知っている、という点は、これまでやってきた考察通りだったように思います。ただ、考察の軸としてきたのは、宗像家事件であり、庭月なので、その辺が最終回で絡んでくることを期待したいです。最終回の総括をあげるかどうかは未定ですが、7月期も、考察要素が盛り込まれたドラマがいくつか存在するので、引き続き、7月以降もお付き合いいただけたらと思います。

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