日曜、22時30分から日本テレビ系列で放送されているドラマ、真犯人フラグの第11話で気になった点について、考察してみたいと思います。
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Contents
トランクルームの椅子が意味するもの
光莉の動画に映っていた椅子は、凌介が購入して、トランクルームに置いていたものと一緒だということが明らかになりました。
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橘が調べたことによって明らかになりましたが、こういった展開に持っていくために、橘が仕掛けたことなのでしょうか。橘と光莉は繋がっていると踏んでいるので、その可能性はあると思います。ただ、気になるのは、椅子からは指紋や血液反応が一切出なかったという点です。凌介を嵌めるのが目的であれば、そういった痕跡を残しておくべきですが、それをしていません。
そうなると、あの椅子を置いた目的は何なのでしょう。考えられるとしたら、メッセージです。あの椅子からたどり着く先となると、トランクルームになります。つまり、トランクルームに置かれている本を暗示させるためのメッセージだったのではないでしょうか。具体的な本についてはわかりませんが、何か重要な意味を持つ本が置かれているのかもしれません。
篤斗のフラッシュバック映像の違和感
篤斗が、凌介の顔を見た時に、例のフラッシュバック映像が流れましたが、違和感を感じる点が、2つ存在しました。
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凌介が、光莉に襲い掛かった時、光莉の体が人形のようなバウンドをしていたように感じました。ボヨンといった感じで、人間の体の質感を感じませんでした。
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もう1つが、真帆を襲ったあと、ナイフを抜くときに、刺さっていたような力感が感じられず、位置も左にずれているように感じました。
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これら、映像の違和感は、篤斗の記憶の曖昧さを表現しているように思います。つまり、映像によってか、言葉によってかはわかりませんが、篤斗に偽の記憶を植え付けたということです。
林が消された経緯
第11話の終盤では、林が無残な姿で発見されましたが、それまでの経緯について振り返ってみたいと思います。
まず、中盤での、茉莉奈と電話で会話をしている段階では、車での逃走を余儀なくされている状況で、どこかに潜伏しているといった感じではありませんでした。
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この時の会話から、等々力建材が、強羅を使って林を消そうとしていること、林は、それを返り討ちにしようとしていることが伺えます。
ネットにあがった写真、おそらく本木が撮ったものですが、その書き込みから、1月6日の出来事だということが分かります。
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この日を起点にすると、このシーンの前に、住愛ホームの人間が、週刊追求の最新号を見ていることから、雑誌の発売日が、1月6日木曜だということが分かります。
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そして、その前のシーンで、夜に河村と強羅が電話で会話をしていることから、この日が、1月5日ということになります。
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明日会うような話をしていたので、1月6日に、河村と強羅が会っていたということになります。もしそうだとすると、河村は、その時に、林と接触する手段を得ていた可能性が高いです。
そして、1月6日の夜、車での逃走を余儀なくされていた林が、いつの間にか、山荘のようなところに匿われ、誰かが食料を調達していました。
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この人物が、隠れ場所を提供したのでしょうか。頼れるとしたら、茉莉奈しかいませんが、もし、茉莉奈が林に見切りをつけていたとしたら、この第三者が提供した可能性が高いです。林は、この人物の前で、「ざまあみろ、俺の勝ちだ」と言っています。
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このことは、会社や等々力建材の連中を貶める手はずは整ったという意味にとることができます。つまり、この人物は河村で、裏の情報をリークすることを決意したという意味です。そして、河村が、強羅から情報を得て、林と接触したという流れにも繋がります。
そうなると、林を消したのは、河村ということでしょうか。6日の夜に林と河村が会っていたとすると、翌日の7日夜に、林が河村宛に、全てを話すというメールを送った点が矛盾します。
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つまり、メールを送ったのは、河村自身で、林は、6日の夜以降に、河村によって消された可能性が高いです。死亡推定時刻が、どれだけ正確に出るかわかりませんが、林がメールを送ってきた段階では、まだ生きていたと見せるための工作のように思います。
河村が、6日の夜に、あの山荘にいっていたと思われる要素が、2つ存在します。
1つは、後ろ姿です。左腕の部分しか映っていませんが、上着の感じが、河村のコートに似ています。
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もう1つは、河村の背景です。林とこの人物が対峙するシーンの前に、河村が凌介に電話をするシーンが存在しますが、その時の背景が、やたらと木々に覆われているような場所でした。山荘の前も、同じように木々に覆われています。
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つまり、河村が凌介に電話をした場所は、山荘の近くだということが伺えます。これらの要素も踏まえて、河村の犯行である可能性は、かなり高そうです。
二宮語録
二宮の、キャラ別考察でも触れていますが、二宮は、要所要所で意味深なセリフを言っています。これまでのセリフは、キャラ別考察をご覧いただければと思いますが、今回も、そういったシーンが存在しました。
凌介が、久々に出勤してくる日の朝、みんなが疑念をいだいている中、太田黒が、家族がいなくなったら、普通、まともに働けないと言い出します。
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その時、二宮が、「家族が戻るの信じてるからに決まってるでしょう!!」と言って切替します。そして、「ネットの噂を信じて間違えたら、一生後悔する」と言っています。これまでの二宮語録もそうですが、こういった言葉は、二宮が、自分自身に訴えかけているようにも感じます。つまり、自分自身が、家族に対して、ネットの噂を信じたことで間違い、後悔したことがあるのではないでしょうか。
そういった背景が、真犯人に繋がる要素のように思いますし、真相を語る時の重みに繋がってくるように思います。
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菱田と木幡のニアミス
患者を装い、篤斗の部屋に侵入した木幡ですが、そこには、ナイフを手に篤斗を脅す菱田がいました。
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まず、菱田の行動の真意ですが、押入れに隠してあるもの、おそらく、清明がボロボロに引き裂いた篤斗のユニホームだと思いますが、清明の行為も含め、黙っていろということだと思います。このことから、篤斗の誘拐に繋がることを恐れているのではないでしょうか。
そして、木幡の行動の真意ですが、木幡が凌介に篤斗を返したのであれば、再び接近する理由がわかりません。そうなると、第10話での考察で言ったように、誰かが篤斗を助けるために凌介に送った可能性も出てきました。その時の考察では、二宮が助けたと言いましたが、木幡は、誰に助けられたのか、篤斗自身に聞きに来たのかもしれません。そういった、2人の行動真意から、この2人は、初対面ではない可能性があります。
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ただ、狂った2人のニアミスは、演出的には面白いですが、病室には簡単にはいれないという設定を作っておきながら、菱田があっさり中に入っているというのは、いかがなものでしょう。
光莉のメッセージ
光莉は、全て、凌介の自作自演だというメッセージを送っていましたが、そのせいで家に帰れないから、凌介を消してくれというのは意味が分かりません。
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そういった観点や、あのシチュエーションからも、言わされていることは明白です。ただ、凌介を消せというメッセージは、かなり悪意を感じるものです。光莉に関しては、橘と本木が協力関係にあると思っていますが、こういった、悪意丸出しの行動にでるというのは想定外でした。協力関係説を覆しかねない要素になりそうです。このメッセージに関しては、次回の動向を見て判断していきたいと思います。
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ただ、1つ、明確なのは、篤斗のことに触れていない点です。凌介の事、そして、自分と真帆のことしか言っていませんでした。このことから、篤斗の事件とは、完全に切り離されたもので、おそらく、篤斗が誘拐されたことを知らないのだと思います。いまだに、ドライブレコーダーの映像の真偽が明確になっていませんが、あの時点ですでに、篤斗以外の2人は、別人だった可能性が濃厚になってきました。
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以上、「ドラマ【真犯人フラグ】第11話考察 林が消された経緯、あの日、河村が山荘に行ったと思われる、2つの根拠」について、考察してみました。
真相編がスタートしましたが、主要キャラは、毎回、ワンシーンは登場してきた中、今回、山田の登場シーンが存在しませんでした。真犯人なら、一度も登場しないということはないと思うので、山田真犯人の線は、これで消えたかもしれません。
あとは、篤斗、光莉、清明も含め、子供をいたぶるシーンが、目に余る感じになってきました。せっかく戻ってきた篤斗に対して、変態おばさん2人が、しつこくいたぶるシーンは、ちょっと痛かったですね。