ダ・カーポしませんか?

ドラマ【ダ・カーポしませんか?】第9話考察 大田原の思惑通りにはいかない、最終ゲーム、2人とも生き残るからくり

月曜、23時6分からテレビ東京系列で放送されているドラマ【ダ・カーポしませんか?】の、第9話で気になった点について、考察してみたいと思います。

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YouTubeにも動画投稿していますので、チャンネル登録していただき、みなさんと一緒に考察できたら、とてもうれしいです。

Contents

今週のランドリーシュート

第8ゲームの犠牲者となった南雲、駒希にやられた稲葉、ともに、ランドリーシュートからポイ捨てされていました。

2人とも、しっかり、このシーンが存在していました。
ミスターXの登場で、すでに回収済みですが、前回の考察で触れた通り、やはり、ランドリーシュートが全てのカギを握っていました。

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あの人がミスターXだったから、1人だけポイ捨てシーンが存在しなかったということです。

ミスター Xについては、後ほど触れるとして、この件については、第4話の段階から考察してきただけに、当たっていてよかったです。

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真澄と二宮の過去

真澄は、先輩の借金の連帯保証人にされてしまったことで、多重債務者になったという話でしたが、実際はそうではありませんでした。

真澄が先輩に契約書のサインをさせていましたが、経緯としてはどういうことなのでしょう。

ちょっとわかりづらいですが、おそらくこういうことだと思います。
1話で闇金が持っていた保証書、9話で先輩がサインした契約書、ともに、林田という名前が書かれていたので、同一の案件ということになります。

つまり、真澄が先輩に借金をさせたということです。
真澄が、大金持ちになれると言っている点から、うまい儲け話を持ち掛け、そのための資金調達とか言って、借金をさせたのだと思います。儲け話が失敗したのか、真澄がそのまま懐に入れたのかはわかりませんが、自分が連帯保証人になるという墓穴を掘っていたということではないでしょうか。
警察を恐れていたという点から、真澄が懐に入れた可能性が高そうですが、まさか、先輩が失踪するとは思っていなかったということなのかもしれません。

二宮については、過去に小学校の教師をしており、その時の生徒が自殺をしてしまったことから、誹謗 中傷を受け、離婚を余儀なくされたということです。

その後、自殺志願者を支援するNPO法人を立ち上げますが、そのせいで借金を背負い、ミスターXの誘いでこのゲームに参加し、優勝したということでした。

それが、前回の話ということなので、二宮がゲームマスターを務めたのは、今回が初めてということになります。2人の過去については、話の経緯から、嘘はないように感じました。

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ミスターXの正体

ミスターXの正体ですが、やはり、大田原でした。

ランドリーシュートの件とともに、第4話の考察から、大田原生存説を唱え続けてきただけに、この結果はしてやったりといった感じです。稲葉と並行して追いかけてきましたが、前回、稲葉の死が確定した時点で、大田原一択となっていました。
第3ゲームのトリックは、酸素チューブを用意していたという単純なものでした。

逆に言えば、これ以外は、全てガチな運試しだったということです。
いろいろと、仕掛けについて考察してきましたが、徒労に終わったということかもしれませんが、考察として楽しめたので、むしろ、有意義だったと言えるでしょう。

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ミスター Xの正体が明らかになったことで、今まで謎だった点が回収されるのでしょうか。
まず、第1ゲーム終了後の物音ですが、あの段階では、会長はこの建物にはいないという話でした。

そういう意味では、会長はこの建物内にいるという伏線のための演出ではないでしょうか。
南郷との関係は、どういう意味があったのでしょう。

おそらく、南郷をゲームに引き戻すための、大田原の作戦だと思います。大田原としては、運の研究のためのサンプルを増やしたいという思いがあるので、自分が離脱後、南郷が参戦するという流れを作ったのではないでしょうか。
「この中の誰かだ」というメッセージについてはどうでしょう。

おそらく、この中の誰かが会長だという意味ではないでしょうか。南郷と協力関係を結ぶうえで、会長から資金を根こそぎ奪う計画を持ち掛けていたのだと思います。
大田原と二宮が仲間だったとなると、2人だけでの会話に違和感を感じることになります。

それについては、以前の考察でも話した、1人芝居のジレンマです。この場合、2人芝居ですが、会長とゲームマスターとして会話をしてしまっては、視聴者に全てバレてしまうので、それを隠すための芝居です。この辺りは、演出の1つとして捉えざるおえません。
おそらく、これらの謎や違和感については、回収されることはないと思いますが、個人的には、このように解釈したいと思います。

最終ゲームの結末

二宮と真澄が、最終ゲームで対決することになりましたが、はたして、どのような結末を迎えるのでしょうか。

と、その前に、恒例の、ゲームの開始時間です。
19時52分、言うまでもなく、シンメトリーしています。

ゲーム開始時間がバラバラだったのは、運のバイオリズムを考慮してのものだと言っていました。前回の考察で、シンメトリーは、人の体を示唆していると言いましたが、運のバイオリズムという言葉が出てきたことから、この波形を示唆していたとも考えられます。

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話を戻すと、最終ゲームの内容から、結末として考えられるケースは、4つです。
1つ目は、どちらも犠牲者となるケースです。
勝敗を決するのは、あくまでもじゃんけんです。

そういう意味で、金を惜しんで、結果だけを得ようとした大田原が、2人とも助けないというケースです。
大田原の下種な部分が露出されるということです。ただ、これだと、大田原の一人勝ちになってしまいます。そもそも、二宮や南郷には、しっかり賞金を渡している点から、金を惜しむという考えはないように思います。
展開的にも、後味が悪いので、この可能性は低そうです。
2つ目は、真澄が勝者となり、二宮が犠牲者となるケースです。
二宮としては、娘を見殺しにした負い目をかかえていることから、自分も犠牲者となる運命をたどることとなります。

そして、その後釜として、真澄がゲームマスターとなる結末です。

一番ありがちな結末と言えるかもしれません。
3つ目は、その逆、二宮が勝者となり、真澄が犠牲者となるケースです。
そして、何事もなかったかのように、新たな債務者を迎えて、ゲームが開始されるという結末です。ただ、これだと、物語的に、何の意味ももたらさないように思います。
そもそも、これら3つのケースだと、大田原の思惑通りの結末となってしまいます。

そういう意味で、4つ目の結末、2人とも生き残るというケースも考えられるのではないでしょうか。
しかし、毒を中和させる薬は、5つしかないので、2人とも生き残るというのは不可能です。

そのため方法については、アカギという麻雀漫画から、ヒントを得ることができます。

古い漫画なので、ネタバレしますが、この漫画では、麻雀で負けた点数分、血液を抜かれてしまうという勝負が行われます。

主人公のアカギは、致死量を超える血液を抜かれてしまうのですが、なぜか、生きながらえます。
そのからくりは、事前補充です。アカギは、勝負の前に、輸血で血液を補充しておき、致死量の血液を抜かれても死なないよう準備していました。

今回のゲームでも、これと同じ手法を用いれば、2人とも生き残ることができます。つまり、事前に中和薬を打っておくということです。
しかし、そのためには、このゲームが行われることを、事前に知っておく必要があります。そういう意味で気になったのが、二宮が、意外とあっさり、真澄と勝負することを承諾した点です。

もしかしたら、真澄を勝負に引きずり込むための、大田原と二宮の芝居だったのではないでしょうか。そう考えれば、二宮がどういったゲームで勝負をするのかということを、事前にしっていたとしてもおかしくありません。そして、二宮と真澄は、事前に中和薬を打ち、逆に大田原を嵌めるための芝居を打つということです。

大田原的には、自分の思った通りの結果にならなかったことに憤りを感じると思いますが、そのことがどういった意味をもたらすのでしょう。それは「勝負は、すべて運だけでは決まらない」ということです。
第8話で、二宮は、運だけでこんな大金得られるわけがないと、説教じみた言葉を、真澄と南雲に投げかけていました。

一連のゲームを通じ、命がけで戦ってきたメンバーを目の当たりにしてきた二宮は、生きるということは、死に物狂いだということを悟ったのではないでしょうか。
運がいいだけで生き残れる、そういった大田原の理論を否定し、2人とも生き残ることで、それを証明するということです。

おそらく、勝負が決した後、警察が乗り込んできて、大田原は逮捕されるのだと思います。もちろんこれも、二宮が通報したためです。そして、真澄を裏口から逃がし、自分は千鳥足で、歩いてランドリーシュートのほうへ向かいます。

それが、予告でのシーンです。
最後は、実の娘である南雲の後を追い、ランドリーシュートに飛び込むのではないでしょうか。

以上、「ドラマ【ダ・カーポしませんか?】第9話考察 大田原の思惑通りにはいかない、最終ゲーム、2人とも生き残るからくり」について、考察してみました。
おそらく、二宮が稼いだ賞金と、保険金が、立ち上げたNPO法人のほうに寄付されるのだと思います。
今回、結末まで考察したということから、「ダカーポしませんか」の考察は、これが最後になるかと思います。ただ、最終回後に、総括的な考察をあげますので、最後までお付き合い、よろしくお願いします。

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